ハナダイの写真はなんて難しい・・・

僕はハナダイが大好きです。理由は簡単、美しいからです。特に背ビレとか胸ビレとか尾ビレとか
見事な色彩でダイバーを魅了するのです。
でも彼らは非常にすばしっこいので写真を撮るのに非常に苦労するのです。僕の場合、腕前も全く
ダメなのでピンボケとか、せっかくの美しいヒレを広げてない写真とかが多く、写真の出来上がりを
見てガックリという事もしばしば・・・
 

    一般的に良く言われるのが、『ハナダイの
    習性をつかめ』という事。
 
    例えばキンギョハナダイの様な、流れに
    向かって泳ぐ習性がある魚ならば流れの
    方向から写真を撮ればこちらに顔を向けて
    いる写真が撮り易いという事なんですネ。

    でも流れがない時は?まして流れていれば
    当然ながら体は安定しないし、撮る側として
    条件は厳しくなってしまいます。
    う〜ん、これは困った・・・

    で、思い付いた(と言うか偶然に遭遇した)
    のが右上の写真。
 


     判りますか?そう、魚の大事な習性である
     クリーニングのシーンなのです。

      写真のハナダイはやや深場に生息している
      ナガハナダイ。こいつもホントに動きの早い
      魚なのですが、どうです?クリーニング屋で
      あるホンソメワケベラを前に全く動きを止め、
      おまけに美しいヒレまで広げて、『さあさあ、
      宜しくお願いします』状態。

      これなら写真撮影はバッチリ!動きが完全に
      止まっているので、近づきすぎてビックリさせる
      事さえなければ写真は撮り放題なんだな。
 
 
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