相模湾、沖縄舟状海盆、トンガ海嶺
深場に住むレアモノのハナダイ。長年、コイツに遭う
事を夢見てきましたが、遂に念願叶ってご対面です。
しかし・・・素晴しい色彩です。水深も深い為、水中で
見ると赤い色が吸収されていますが、写真だとホラ
こんな色彩なんです。図鑑では50m近くの水深に
生息すると紹介されており、かなりお得な水深での
撮影となりました。
撮影地:紀伊大島・ナギザキ
水深35m
上の写真はオスの個体。ハナダイの仲間は強い個体がメスから
オスに性転換しますが、キシマハナダイはメスも奇麗ですよ。
左の写真がメスの個体。ヒレの黄色いストライプが特徴です。
かなり人馴れした集団だったので、比較的撮影は楽でした。
撮影地:紀伊大島・ナギザキ 水深35m
北海道南西以南の日本海沿岸、千葉県勝浦
以南の太平洋岸、屋久島以北の南日本、
カリフォルニア
巣穴に隠れて顔だけ出しているのはコケギンポ。
頭の上に髪の毛の様な皮弁が付いていて、妙に
カワイイです。隠れている体は意外と細長くて、
全身を見るとあんまり可愛くないけど・・・
撮影地:紀伊大島・ナギザキ
水深8m
相模湾以南、東南アジア、フランス領ポリネシア、
インド洋、地中海、大西洋
これまた深場に住む生物。有名なエビで、稀に
大群をなして浅場に上がってくる事があります。
紀伊大島は深場の生物が見られるのが1つの
魅力ですが、コイツには驚いたなぁ。白くて長い
触角と、左右二本の白いスジが特徴です。
撮影地:紀伊大島・ナギザキ
水深30m
写真としては大群の写真が迫力ですが、1匹に注目すると
こんな感じ。きっとオイシイのでしょうが、魚の格好の餌食に
なるそうです。皆で見ている最中にもオキゴンベが捕食する
シーンが目撃されました。ダイバーにとってはオキゴンベより
遥かにレアな生き物なんですけどね・・・
撮影地:紀伊大島・ナギザキ 水深30m
北海道以南の日本各地、朝鮮半島、台湾、
黄海、東シナ海、南シナ海
日本人には説明不要な魚。食卓には欠かせない
馴染みの魚ですよね。この集団は未だ10cmに
満たない子供の集団。水面近くで群れを作って
泳いでいました。それにしてもレアな生物から、
超馴染みの生物まで、幅広いカバーです・・・
撮影地:紀伊大島・ナギザキ
水深5m
南日本沿岸、朝鮮半島、台湾、中国沿岸
日本でダイバーが見るエイの仲間で最も普通な
種類と言ってイイでしょう。ダイバーなら誰しもが
知っていますが、尻尾の付け根には危ないトゲ
状の武器が格納されています。水族館で無残に
尻尾が切り落とされているのは生物の虐待には
ならないのでしょうか?
撮影地:紀伊大島・地蔵岩
水深19m
東京湾〜九州
黄色い奇麗なハゼ君。ダイバーにも人気です。
彼らの写真はこの様に、空き瓶やら空き缶やら
人間の捨てたゴミを住まいにしている写真が多く
出ています。これって環境問題の写真なんだね。
・・・なんだけどわざわざ住処を作ってやる無知
ダイバーも世の中にはいるんだよ、実際・・・
撮影地:紀伊大島・地蔵岩
水深20m
← で、本来の自然な姿なのがこんな感じ。何故か
ホッとするね。何故って自然な姿の写真を撮る
よりも、ゴミに住んでいる写真を撮るケースの
方が圧倒的に多いから。
ダイバーって少なからず海を汚す宿命にあるが
海に還元出来る事って言えば、こんな写真や
コメントを世に送る事くらいだろうと思うのだ。
撮影地:紀伊大島・地蔵岩
水深20m
伊豆半島以南、フィリピン、インドネシア、
オーストラリア北部
この透明なカクレエビはオドリカクレエビという名。
で、踊るのかって? これが踊るんだよね。実際、
パラパラする訳では無いが、体を左右に振り振り
踊るのでぃす。何でだろう?自分がクリーニング
エビである事をPRしているのかな?
撮影地:紀伊大島・地蔵岩
水深18m