Gonzui Graphic Japan (G.G.J)     −ごんずい写真館 −
伊豆でお馴染みな魚−4−

伊豆の常連魚を集めてみました。


ソラスズメダイ 伊豆の海を知らない人は必ず驚く

   スズメダイ     学名:Pomacentrus coelestis
 
  千葉・新潟以南、西部太平洋

   大瀬崎では珍しくも何ともないお魚。けれどダイビング
   しない人が見ると必ず驚くんですよネ、この魚の色彩。
   どうしても南方系の魚のイメージがあるのでしょう。
   何故か?伊豆には食用魚しかいないという変テコな
   先入観があるのも不思議なもんです。

  撮影地:大瀬崎・先端  水深4m
 

 



クサフグ   <集団産卵、見たいっす!>

   フグ科     学名: Takifugu niphobles

   千葉・新潟以南、西部太平洋

    クサフグと言えば、初夏の大潮に浪打ぎわで集団産卵
    する姿が有名。僕自身は未だそんな光景は見た事は
    ありませんが、さぞ迫力でしょうネ。大瀬崎では内湾の
    浅瀬を泳いでいる姿を良く見ます。
 
 
    撮影地:大瀬崎・先端  水深32m
 
 



ミノカサゴ   <スタンダードだが特に幼魚は・・・>

   フサカサゴ科     学名: Pterois lunulata

   北海道南部以南、インド・西太平洋域

    外国人は特に好きなミノカサゴ。ライオン・フィッシュと
    呼ばれています。確かに美しい魚なのですが、実は
    個人的にはあまり好きでない部分があります。それは
    幼少の頃のトラウマ。ミノカサゴの姿形に大キライな虫
    カマドウマを連想するからなんです。さておき、非常に
    スタンダードな魚なのですが、子供の頃はもっともっと
    美しいのです。
 
    撮影地:大瀬崎・先端  水深12m
 
 
 
    左の写真が子供の頃。どうです、胸ビレが異常に奇麗でしょ。
    大人になるとヒレが毒々しく(ホントに毒がありますが)なるけど
    子供の頃は見事なもんです。これでも、『オレは毒持ってんだ』
     と主張しているんですね。
 
     結構、図々しいと言うか、人懐こいと言うか、ダイバーの後を
     追いかけて来る事があります。ダイバーがフィン・キックで砂を
     巻き上げた時のおこぼれを頂戴する為だと思うのですが、昔
     妻を講習していたら、見事に後ろについて回っていました。
     それを妻は、『子分みたいでカワイイ』と喜んでいましたが・・・
     まあいいや、そんな事。

    撮影地:大瀬崎・先端  水深14m



シマヒメヤマノカミ   <山の神様、降臨・・・>

   フサカサゴ科     学名: Dendrochirus
                                                brachypterus

   伊豆半島以南、インド・太平洋域

    ジーザス!名前に、『神』とは・・・ ミノカサゴの仲間で、
    ヒマヒメヤマノカミと言います。結構、珍しい魚の部類。
    写真を撮った時は2個体(恐らくペア)が仲良くいました。
    産卵の為に浅場にやってきたのではないかと推測して
    います。
 
 
    撮影地:大瀬崎・湾内  水深16m
 



テンス   <忍者としか言いようがないゾ>

    ベラ科     学名: Xyrichtys dea

   東京湾、及び島根県以南、東インド諸島

    テンスというベラの仲間。この個体は幼魚と成魚の
    中間くらいの個体。すごい技を持った魚なんです。
    危険を感じるとアッという間に砂に潜ってしまい、
    いくら砂を掘り返しても見つける事が難しいという
    忍者の様な驚異的な技なんです。
 
 
    撮影地:大瀬崎・湾内  水深10m
 
 
 
 



 クロホシイシモチ   <ボイ付いてるネェ〜>

    テンジクダイ科     学名: Apogon notatus

   本州中部以南、台湾、フィリピン

    ネンブツダイの仲間。 特徴はボイ。ボイって何か
    判る? うちの子供の竜ちゃんが、ホクロの事を
    ボイって言うんですよ。クロホシイシモチは頭の
    上にホクロの様な点が付いているのが特徴です。
    
 
    撮影地:大瀬崎・先端  水深10m