大瀬崎では珍しくも何ともないお魚。けれどダイビング
しない人が見ると必ず驚くんですよネ、この魚の色彩。
どうしても南方系の魚のイメージがあるのでしょう。
何故か?伊豆には食用魚しかいないという変テコな
先入観があるのも不思議なもんです。
撮影地:大瀬崎・先端
水深4m
千葉・新潟以南、西部太平洋
クサフグと言えば、初夏の大潮に浪打ぎわで集団産卵
する姿が有名。僕自身は未だそんな光景は見た事は
ありませんが、さぞ迫力でしょうネ。大瀬崎では内湾の
浅瀬を泳いでいる姿を良く見ます。
撮影地:大瀬崎・先端
水深32m
北海道南部以南、インド・西太平洋域
外国人は特に好きなミノカサゴ。ライオン・フィッシュと
呼ばれています。確かに美しい魚なのですが、実は
個人的にはあまり好きでない部分があります。それは
幼少の頃のトラウマ。ミノカサゴの姿形に大キライな虫
カマドウマを連想するからなんです。さておき、非常に
スタンダードな魚なのですが、子供の頃はもっともっと
美しいのです。
撮影地:大瀬崎・先端
水深12m
左の写真が子供の頃。どうです、胸ビレが異常に奇麗でしょ。
大人になるとヒレが毒々しく(ホントに毒がありますが)なるけど
子供の頃は見事なもんです。これでも、『オレは毒持ってんだ』
と主張しているんですね。
結構、図々しいと言うか、人懐こいと言うか、ダイバーの後を
追いかけて来る事があります。ダイバーがフィン・キックで砂を
巻き上げた時のおこぼれを頂戴する為だと思うのですが、昔
妻を講習していたら、見事に後ろについて回っていました。
それを妻は、『子分みたいでカワイイ』と喜んでいましたが・・・
まあいいや、そんな事。
撮影地:大瀬崎・先端 水深14m
伊豆半島以南、インド・太平洋域
ジーザス!名前に、『神』とは・・・ ミノカサゴの仲間で、
ヒマヒメヤマノカミと言います。結構、珍しい魚の部類。
写真を撮った時は2個体(恐らくペア)が仲良くいました。
産卵の為に浅場にやってきたのではないかと推測して
います。
撮影地:大瀬崎・湾内
水深16m
東京湾、及び島根県以南、東インド諸島
テンスというベラの仲間。この個体は幼魚と成魚の
中間くらいの個体。すごい技を持った魚なんです。
危険を感じるとアッという間に砂に潜ってしまい、
いくら砂を掘り返しても見つける事が難しいという
忍者の様な驚異的な技なんです。
撮影地:大瀬崎・湾内
水深10m
本州中部以南、台湾、フィリピン
ネンブツダイの仲間。
特徴はボイ。ボイって何か
判る? うちの子供の竜ちゃんが、ホクロの事を
ボイって言うんですよ。クロホシイシモチは頭の
上にホクロの様な点が付いているのが特徴です。
撮影地:大瀬崎・先端
水深10m