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御油宿も中心部に到達。いよいよ御油の松並木を越えて赤坂宿へ向かいます。御油宿と赤坂宿の間は非常に短く、ほとんどが松並木でしめられています。 |
[16時36分] 御油宿本陣跡 | |
高札場跡を右に、交通量の多い道に出たら左に曲がるのが東海道です。左折後、「松並木資料館」が目に飛び込んできます。御油の見所はやっぱり天然記念物、松並木でしょう。すでに資料館は閉館していました。残念です。 資料館の隣には郵便局がありますが、この郵便局を過ぎた先に、「本陣跡」の碑が建っていました。ここが御油宿の中心というわけです。 本陣跡を過ぎると、いよいよ御油の松並木。自然と歩く速度が速まります。 |
赤坂宿 | ||
松並木を抜けると、すぐに見附跡の案内板が目にとまります(写真左)。ここから赤坂宿となります。ところどころに旧家が残るものの、かつての宿場の雰囲気は失われつつありました。 見附跡の先、旧家の前には「赤坂宿」の文字がありました(写真右)。 |
問屋場跡・本陣跡 | ||
やがて、民家の前に「問屋場跡」の案内板がありました。とってつけたような案内板ではありますが、問屋場の説明が書かれていました。 その先には本陣跡がありました。案内板もなく、ただ木柱が、そこに本陣があったことを伝えています。 |
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ついに到着。この日をどれほど楽しみに待っていたことか・・・。 本陣跡の先には、東海道筋で唯一、現在も旅館として経営している旅籠、大橋屋があります。予約をすれば宿泊できる大橋屋は、1716年頃に建てられたといわれ、江戸時代の旅籠を今に伝えている、貴重な建物です。 |
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今夜の宿、大橋屋ののれんをくぐると、そこは江戸時代にタイムスリップしたような世界が広がっていました。土間に高い床。黒光りする階段。東海道を旅してきてよかった、と思う一時です。今まで見てきた旅籠は、あくまでも資料館。中を見学することはあっても、布団を敷いて寝ることや、食事をすることはできませんでした。しかし、大橋屋は今も旅館。このすばらしい建物で夜を明かせると思うと、満足感でいっぱいでした。 大橋屋は、慶安2年(1649年)の創業とされ、間口九間、奥行きは二十三間あります。現在の建物は聖徳5〜6年(1715〜16年)頃に建てられたとされています。 料理旅館として経営しているそうで、食事は大変おいしく、泊まってよかったと思える宿でした。 |
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