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スタート地点 | |
今回のスタート地点は、一里塚跡。金谷駅から鉄道沿いに少し歩いたところにあります。静岡県が建てた案内板があり、その横には一里塚の案内が書かれています。東海道は、この一里塚跡を左折し、鉄道のガードをくぐって右方向へ向かいます。すぐに坂道となり、いよいよ牧ノ原台地を上ります。金谷宿〜日坂宿間は、金谷・菊川の石畳、小夜の中山といった、メインスポットが続き、さらに、新緑の木々が旅人を優しく包みます。 |
諏訪原城趾 | |
石畳は、やがて舗装道路に合流して終わります。ここからしばらく舗装道路を歩くことになりますが、牧ノ原台地の上ということもあり、春のさわやかな風が吹き抜けます。しばらくすると、武田勝頼の家臣、馬場氏勝が築いた中世の城、諏訪原城趾がありました。ちょっと寄り道して中を見てみると、今は林になっていますが、空堀が今も原型をとどめていて、見事なものです。東海道筋からはわかりませんでしたが、意外に規模の大きな城だったようです。 |
お茶の香り | ||
諏訪原城趾を見て東海道に戻ると、お茶のいい香りがしてきました。お茶の工場があり、摘みたての新茶を加工していました。ちょっとおじゃまして見学・・・。初めて見るお茶の工場にしばし感激。新茶までごちそうになり、有意義なひとときを過ごしました。この季節、牧ノ原台地ではあちこちで新茶の香りがしてきて、歩くだけでも楽しくなってしまいます。 |
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おいしいお茶をいただき、旅人は再び東海道へ。すぐに前方の視界が開け、眺めのいい場所に着きます。そこはもう一つの石畳、菊川坂の下り口でした。こちらも復元ですが、後半に江戸時代からの石畳がわずかに残っています。石畳を下りはじめてしばらくすると、写真右上のように、ひじょうにおもしろいところに出ました。左側は舗装されていて、右側が石畳になっています。なんとも不思議な道ですが、先が見渡せ、石畳はすぐに林の中に入っています。石畳の感触を味わいながら、やがて「江戸時代後期の石畳」の案内板を過ぎると、それまでの石畳と比べるとあきらかに古い石畳となります。石の形状も異なり、ここが江戸時代の石畳区間であることを認識しました。やがて石畳は終わり、舗装道路に合流すると、菊川の里に着きます。歩いていると、「お茶はいかがですか?」との声が。誘われるがままに新茶をいただきました。 写真左上:菊川坂 下り口 写真右上:不思議な区間 写真左下:菊川坂 上り口 写真右下:菊川の里 |
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