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歩くにはそろそろいい陽気になってきた3月9日。天気は快晴。1泊2日で江尻宿〜藤枝宿までを歩くのが今回の行程です。江尻宿は現在の清水市、そして府中宿は静岡市。いよいよ、静岡県も中程まで進んできました。また、今回は見所沢山。駿府城に宇都ノ谷峠。さらには、丸子宿の丁子屋など。日差しが暖かくなってきたこの日、江尻宿をスタートです。 |
稚児橋、木戸跡 | ||
11時18分、前回終了地点からスタート。すぐに稚児橋を渡ります。道は左右に分かれますが、右側を進むのが東海道です。ちなみに、左は久能道だそうです。 しばらくすると、電柱の陰に「江尻宿木戸跡」の碑が建っていました。京側の入口で、江尻宿はここまでです。 |
[12時37分] 上原子安地蔵堂 | |
供養塔を過ぎ、東海道線と静岡鉄道の追分踏切を渡り、坂を上ると道は大きく湾曲し、上原子安地蔵堂に着きます。この辺りは鎌倉時代以前から地蔵原と呼ばれた場所で、地蔵堂はさらに古い年代に創建されたと言われています。 上原子安地蔵堂を過ぎると、東海道はやがて広い通りに合流します。交通量の多い幹線道路ですが、しばらくは幹線道路の歩道を歩くことになります。時間的にもそろそろお腹が空いてきたし、幹線道路沿いなら、食事するところくらいあるだろう。そう思って歩いていると、目の前に回転寿司の看板が・・・。ここにしよう。そう決めて足早に進むと、一里塚跡の碑がありました。 |
[12時53分] 一里塚跡、そして鳥居 | ||
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回転寿司の前に草薙一里塚跡の碑がありました。石碑を写真に撮り昼食タイム。しばし休憩して再び歩き始めると、左側に草薙神社の大きな鳥居がありました。かなり目立っている鳥居ですが、東海道を歩く際にはポイントとなります。鳥居を過ぎると、東海道は広い通りを左に、そしてすぐに右へと曲がります。 |
旧道と東光寺 | ||
比較的交通量も少なく、閑静な住宅地を進む東海道。ふっと後を振り返ると富士の姿が。静岡県に入ってから常に旅の友としてきた富士山。かなり遠くになってしまってもその姿を見せてくれました。なんとなく、がんばれよ!と言っているように思えました。 しばらくすると、東光寺という、寺がありました。この寺、入口にセンサーがあって、人がそこを通過するとお経が流れる仕組みになってます。 |
[14時27分] 旧東海道記念碑 | ||
東海道は、東光寺を過ぎるとやがて高速道路をくぐります。しばらくすると正面に運動場が見えてきますので、運動場の手前で右折。幹線道路を横切り、静鉄の総合運動場駅手前を左折します。すると、今度は正面に東海道線の広大な敷地が見えてきます。鉄道の脇には旧東海道の記念碑が建っており、かつて東海道が続いていたことを物語っています。 さて、東海道はここで鉄道に寸断されてしまい、かつての道筋をたどることができません。が、右側には鉄道をくぐって越える道があるので、これを使います。ところがこの道、非常に危険。写真左下のように、入口は曲がっています。しかも天井が妙に低く、かなり薄暗い。中程は広くなっていて車がすれ違える状態になってますが、出口付近は細くてカーブしています。注意しながらくぐり終わると、新幹線が・・・。東海道線と新幹線を一気に越えたようです。 |
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旧道分岐、久應寺 | ||
鉄道を越えたら左へ、少し鉄道沿いに進むと右へ入る道があります。これが東海道です。記念碑のあった道の続きというわけです。 旧道を進み、後久橋を過ぎると、比較的新しい寺がありました。「久應寺」と書かれていましたが、妙に綺麗なので、思わず撮影を・・・。 |
[14時51分] 一里塚跡、[15時06分] 護国神社 | ||
旧道はやがて国道1号線に合流しますが、交差点で右へ、さらにすぐ先を左に入ります。しばらくすると長沼一里塚跡の碑があります。碑はなぜか花に囲まれています。 一里塚を越えると右側に静鉄が併走し、長沼駅を越えると線路の向こうに鬱蒼とした森が見えてきます。護国神社の森で、かなり大きな神社です。 |
再び寸断、そして迂回 | ||
護国神社を過ぎると、国道1号線を横切りますが、なんと、東海道は鉄道の敷地になってしまい、完全に道がなくなっています(左写真)。この区間、旧道はたどれないため、一度国道1号を柚木駅前まで進み、駅前の交差点を左折します。線路をくぐると陸橋が見えるので、左側の階段を上り陸橋へ。これで東海道に戻れます。それにしても、ここまでおもいっきり分断されてしまうとは・・・。皮肉にも、分断した相手は東海道線。 |
府中宿へ | ||
東海道道は、住宅地を進み府中へと向かいます。新幹線の高架が見えると再び東海道線を越えるのですが、今度はちゃんと道が続いているので、難なく鉄道を越えられます。すると今度は国道1号線と再び交差。ここもちゃんと道が続いているので難なくクリアー。ほっとした瞬間です。太陽の光を正面に浴びながら、先へ進むと、いつの間にか府中宿に入っていました。 |
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