春爛漫 都電荒川線の春

2001年の春がいよいよやってきました。各地で桜の頼りが届く中、東京でも3月24日にはソメイヨシノが開花し、いよいよ春、といった感じです。3月31日には季節はずれの雪が降りましたが、そのおかげで満開を向かえた桜が長持ちし、約2週間ほど楽しむことができました。都電荒川線沿線にも桜の名所があり、満開の桜の横をゆっくりと電車が走ってしました。1年で一番いい季節、春。そんな春の荒川線を特集してみました。
作成:2001.04.07
更新:2001.04.08
桜の名所 飛鳥山公園の麓を行く都電
北区王子にある飛鳥山。ここは昔から桜の名所として親しまれています。この飛鳥山公園の麓には、都電荒川線が走っています。明治通りに敷設された併用軌道は、数少ない都電らしさ、をかもし出す場所かもしれません。春先、公園に咲く満開の桜をバックに、都電はゆっくりと、そして力強く坂を上っていきます。
飛鳥山公園から明治通りを見下ろすと、桜の木々の間から都電の姿が見えます。上から見下ろした都電の車両はどこか小さく見えました。淡いピンク色の桜が、毎日走る都電を見守っています。
桜並木の続く神田川を渡る都電
学習院下〜面影橋間の神田川沿いは、桜並木になっています。満開の桜の下を歩くと、とても幸せな気分になりませんか?満開の桜並木を横目に神田川を渡る都電です。
カーブを曲がると都電は神田川沿いに早稲田へ向かいます。車窓から見える桜は、都電を見守るように咲いていました。
春の日差しを浴び、都電は三ノ輪橋へ向かい、神田川を渡ります。桜と都電は本当によく似合います。
バックのサンシャイン60、横には満開の桜。ほとんどが専用軌道であるがゆえ、そこには誰にもじゃまされない、都電だけの空間があります。今日も人々を乗せ、都電は走ります。

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