2016年の桜(桜を追いかけて)5
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1月末に品川の荏原神社を訪れた際、見事な寒緋桜が出迎えてくれました。そこから始まった今年の桜の追いかけ。寒桜、寒緋桜、修善寺寒桜、河津桜などの寒い時期に咲く桜も一段落し、いよいよ桜シーズンは本番となりました。3/20の新宿御苑では、ソメイヨシノよりもやや早めに咲く彼岸桜、陽光、しだれ桜、そして大島桜などが次々と開花し、賑やかになってきました。そしてこの日、いよいよ主役のソメイヨシノも開花しました。

3月20日 新宿御苑の大島桜      (撮影機材 : Canon EOS6D)
伊豆大島に原木のある大島桜が開花しました。ソメイヨシノの片親として知られ、葉は塩漬けにして桜餅に使われています。大きな白い花が魅力です。
大島桜は葉と同時に花が咲くのが特長です。日本の桜の原種で様々な園芸種の元になっています。
真っ白い花なので、背景にとけ込みやすいのですが、ソメイヨシノの大きな花びらはこの大島桜の特色が出ているのですね。
種子を持つ大島桜は株によって咲く時期が異なるようです。桜園地には何本か大島桜がありますが、この木が最も多く花が開いていました。
ちょっとわかりにくいですが、中央の白い花が大島桜です。ちなみに右のピンク色は陽光です。写真では伝えにくいのですが、見事な紅白です。
別の場所から。
今度は左の白い花が大島桜。右の ピンク色の花が陽光。陽光はほぼ満開でした。

3月20日 新宿御苑の陽光桜      (撮影機材 : Canon EOS6D)
こちらは陽光桜(一般的に陽光と呼んでいます)。寒緋桜と天城吉野の交配種です。ソメイヨシノよりも少し早く咲きます。
寒桜のような鮮やかなピンク色です。寒桜と同じ片親が寒緋桜だからでしょうか。ピンク色の濃さは寒緋桜の特色が出ているようです。
陽光の花びらです。綺麗ですね。
今年は寒桜から追い続けているので、やや濃いめのピンク色に目がなれてきました。
遠くからでも目立つ色は鮮やかです。
こちらも陽光です。新宿御苑には何本もあり、御苑を鮮やかに飾っています。ソメイヨシノが満開を向かえるころには散り始めてしまいます。 左とは別の木です。大木戸門から入ると目に飛び込んできます。まさに満開。ピンク一色です。 毎年、ソメイヨシノが満開の頃に新宿御苑に来るので、陽光は散り始めています。今年はしっかりと満開の陽光をとらえました。
芝生広場の陽光です。一見すると大きな木に見えますが、実は2本並んでいます。この写真ではわかりにくいのですが、手前はヨコハマヒザクラという品種で、奥が陽光になります。
こちらは大島桜との競演です。
左が大島桜で右が陽光です。大島桜は株によって咲く時期が異なり、ここの木はちょうど見頃になっていました。見事な紅白です。
ここには3つの品種が並んでいます。
左から大島桜、陽光、ヨコハマヒザクラ。このような並びがあるのも新宿御苑ならではです。

3月20日 新宿御苑のしだれ桜      (撮影機材 : Canon EOS6D)
しだれ桜です。新宿御苑にはしだれ桜と紅しだれ桜があります。この桜もソメイヨシノよりも一足先に開花します。
柳のようにしだれていて、とにかく見事な桜です。こちらもソメイヨシノが満開の時期には散り始めてしまいます。
まだつぼみが多いのですが、だいぶ花が開いてきました。1週間後には満開になっているでしょう。
しだれ桜の全景です。まだ満開ではありませんが、かなりの迫力です。しだれ桜は2本並んで植わっています。
花びらです。
大きく開いていて綺麗ですね。ソメイヨシノよりもややピンク色が濃い感じです。
1週間後には花で一杯になっていることでしょう。楽しみです。

3月20日 新宿御苑の高遠小彼岸桜      (撮影機材 : Canon EOS6D)
彼岸桜の1つ、高遠小彼岸桜です。その名の通り、お彼岸の時期に咲く品種です。こちらもソメイヨシノよりもやや早めに咲きます。
花びらはソメイヨシノよりも小さめですが、淡いピンク色はとても似ています。
葉よりも先に花が咲くのが特長です。
曇天にも負けず・・・。
まだつぼみが目立ちますが、きっと1週間後には満開になっているでしょう。
見る角度によってはピンク色が濃く見えますね。小さめの花が可憐です。
逆光になってしまいシルエット状態ですが、高遠小彼岸の全景です。結構ピンク色が目立っていました。

3月20日 新宿御苑のソメイヨシノ      (撮影機材 : Canon EOS6D)
桜といえばやっぱりソメイヨシノ。開花宣言でもおなじみの花です。
開花したばかりでまだまだつぼみばかりですが、通常開花から1週間で満開になるそうです。満開が待ち遠しいですね。
2016年の桜もいよいよ主役の出番です。1年で最も華やかで楽しい時期がやってきました。

3月20日 新宿御苑の寒緋桜      (撮影機材 : Canon EOS6D)
寒緋桜です。
他の品種に負けずがんばって咲いています。桜の原種の1つで、様々な園芸品種の片親になっています。
このサイトで紹介している陽光や修善寺寒桜、河津桜などの濃いめのピンク色はこの桜の色なのでしょう。

釣り鐘のように下向きに咲くのが特長で、見た目はとてもかわいらしい花です。

3月20日 新宿御苑のヒマラヤヒザクラ      (撮影機材 : Canon EOS6D)
新宿御苑にはかわった桜があります。このヒマラヤヒザクラもその1つ。中国が原産の桜だそうです。
見た目は寒緋桜とそっくりです。釣り鐘のように下向きに咲く姿、そして色。説明版がなければ寒緋桜と思うでしょう。
上の寒緋桜と見比べてみてください。
そっくりです。
1週間前はつぼみばかりでしたが、この日は満開でした。 ピンク色が濃いので目立ちます。ピンク色というより赤に近いですね。 咲き方に特長があるので遠方からでもはっきりと他の品種とは違うことがわかります。
鮮やかです。
それにしても、おもしろい咲き方をします。この咲き方に魅了されてしまいます。
青空バックでもピンクが映えます。ただ、下向きなので花びらを撮るのはちょっと難しいですね(暗くなりがちです)。
ちょっと小さいですが全景です。寒緋桜もそうですが、縦方向に延びるようです。


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