2016年の桜(桜を追いかけて)4
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例年ならソメイヨシノの開花から追う桜ですが、今年は早咲きの桜から追ってみました。
1月末に品川の荏原神社を訪れた際、見事な寒緋桜が出迎えてくれました。それ依頼、早咲きの桜の健気で綺麗な姿に魅了されてしまいました。
桜はソメイヨシノだけじゃない。まだ寒い時期に梅に負けじと咲く早咲きの桜たち。ソメイヨシノのような派手さはないけれど、鮮やかな赤やピンク色は寒空に映え、一足早く桜を楽しませてくれます。

3月12日 新宿御苑の大寒桜      (撮影機材 : Canon EOS6D)
今日も曇天。少々暗めでも満開の大寒桜は目立ちます。ピンク色が濃いというのは徳ですね。
大寒桜の花です。寒桜系は咲き始めの頃と満開の頃ではピンク色の濃さが違います。盛りを過ぎると濃くなってきます。
ピンク色が濃くなってきたためか、曇天で暗めにも負けずくっきりと花が浮かび上がります。
見慣れてくると大寒桜の色もいいですね。目に焼き付くような綺麗な色です。
どうです。この咲きっぷりは。とても鮮やかで目立ちます。
近くで見ると一段とピンク色が鮮やかです。この色に見慣れると虜になってしまいます。

3月12日 新宿御苑の修善寺寒桜      (撮影機材 : Canon EOS6D)
修善寺寒桜です。対岸から見た姿になります。盛りを過ぎてもこの存在感です。
別の角度から。前回から1週間が過ぎました。まだまだ見頃といった感じです。晴れたらもっと鮮やかなんだろうなぁ・・・。
相変わらず見事です。
毎年桜の時期には新宿御苑に来ますが、ソメイヨシノが満開の時なので、この桜を見たことがありませんでした。
衝撃的な出会いでした。
寒桜という品種は聞いたことがありましたが、見る機会はほとんどありませんでした。
近くで見ると葉が出てきており、盛りを過ぎたことがわかります。それでもこの見応えです。
盛りを過ぎて一段と濃さを増す花の色。なんともいえません。この桜とはまた来年も会いたいと思います。

3月12日 新宿御苑の寒緋桜      (撮影機材 : Canon EOS6D)
寒緋桜です。満開の状態になっていました。
桜の原種の1つで寒桜系の片親になっています。
濃いピンク色と釣り鐘のように下向きに咲く花が特長です。
回りの木の枝越しに撮影しても十分その存在がわかります。ちなみに左側と手前にある木も桜で陽光という品種です。
日本庭園近くの寒緋桜です。こちらもほぼ満開の状態でした。 曇天に負けずに花を咲かせ、その存在をアピールしています。 樹高の低い木なのですが、遠目で見てもこの存在感です。寒桜のような密集感はありませんが、健気にさいていました。
早咲きの桜に魅了されたのは、そもそもこの寒緋桜でした。寒い時期から咲くので、たくましさを感じます。
遠くから見ると桜に見えませんが、日本に古くから自生しているそうです。
花も小さくて、ちょっと遠慮がちに咲いているのが魅力です。野生種なので、木や場所によって咲く時期が異なります。

3月12日 新宿御苑の寒桜      (撮影機材 : Canon EOS6D)
こちらは寒桜。日本庭園にあり、比較的遅く開花した木です。すでに盛りは過ぎていますが、まだまだ見頃でした。
ピンク色が目立ちます。
色が濃いためか、散り始めていても見応えがあります。
遠くから見ても目立つ寒桜。これで散り始めの状態です。
こちらは3本並んでいる寒桜の中で最も遅く開花した木です。右に並ぶ新緑の木も寒桜なので、ずいぶんと咲く時期が異なっています。
盛りを過ぎてピンク色が一段と濃くなってきました。
一面ピンク色といった感じです。
花びらもしおれてきて弱々しくなってきました。そろそろ終わりが近づいてきているといった感じです。
修善寺寒桜同様、この桜に出会ったことで、桜の新たな楽しみ方を知ることが出来ました。
見る場所によって違った色に見えます。
また来年、この桜を見に来よう。

おまけ
オカメサクラです。すでに散り始めていました。寒緋桜とマメザクラを交配して作られた品種です。
ソメイヨシノのつぼみです。まだ小さいですが、桜シーズンの主役です。
ヒマラヤ緋桜。咲き始めた状態です。中国南部からネパールにかけて分布している桜です。寒緋桜と似ています。


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