2016年の桜(桜を追いかけて)13
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街を彩っていたソメイヨシノは足早に散っていきました。主役が散ると桜のシーズンも終了です。
一方で、ソメイヨシノが散る頃に咲く八重桜が、ソメイヨシノに変わって咲き出しました。ソメイヨシノよりも花びらが多いため、満開になるとなかなかの見応えです。新宿御苑にはいくつもの品種がありますが、この日は一葉、鬱金が満開を向かえていました。
1月末の寒緋桜(品川荏原神社)で早咲きの桜の虜になり、2月の新宿御苑で出会った寒桜から本格的に追ってきた今年の桜。主役も散り八重桜の開花を撮影したところで、終了したいと思います。
寒桜から八重桜まで、2ヶ月以上楽しむことが出来ました。八重桜はこれからが見頃。4月中旬までは桜を楽しめます。そして季節は本格的な春。新緑に様々な花が咲くよい季節です。

4月10日 新宿御苑の八重桜      (撮影機材 : Canon EOS6D)
千駄ヶ谷門近くの桜園地に咲く八重桜「一葉」です。白い花が特長で満開でした。花びらがソメイヨシノよりも多いために、ぼんぼりのような大きな花が咲きます。花が大きいので迫力があります。下段右側の写真はちょっとおもしろくて、白い一葉の中に赤色の関山が重なって見えています。
光の当たり方によっては淡いピンク色にも見える一葉。密集していて大きいので隙間がありません。 しだれ桜近くにある一葉の木。両側の木は共にしだれ桜です。その奥に満開の一葉が見えます。 一葉の花。一重のソメイヨシノと比べると本当に大きくて、また別のかわいらしさがあります。
こちらは八重桜「関山」です。一葉と共に八重桜を代表する品種です。一葉が白に対しこちらは濃いピンク色です。一葉よりも開花が遅いため、この日は開花したばかりといった感じでした。別名「サトザクラ」とも呼ばれています。というか、一般的にはサトザクラと呼ばれていて、街路樹や公園や庭園にもよく植わっています。4月中旬頃に見頃を向かえるため、あと1〜2週間ほど桜を楽しめます。
普賢像という品種の八重桜です。こちらは真っ白な花が特長です。こちらも開花したばかりで、関山同様これから見頃を向かえるので、あと少し桜を楽しめます。 ちょっとみにくいかもしれませんが、手前に見える白い花が普賢像で、奥のピンク色は関山です。 こちらは鬱金。黄色がかった花が特長です。あまり見かけない品種ですが、種類の多い新宿御苑にはしっかりと植わっていました。
ちょっとわかりにくいですが、満開の鬱金の木です。黄色がかっているのですが・・・、画像が小さいのでいまいちですね。 鬱金の花です。一葉や関山とはちょっと違った形の花です。 ほのかに黄色がかった花は、あまり目立たない存在なのですが、近くで見るととても綺麗です。

4月10日 新宿御苑にある桜の原種      (撮影機材 : Canon EOS6D)
オオシマザクラです。桜の原種の1つで、ソメイヨシノをはじめ多くの園芸品種の元となっています。ソメイヨシノのようにクローンではないため、木によって開花時期が異なります。
すでに散っている木もあれば、今まさに満開の木もあります。こちらは満開でした。

こちらの4枚の写真はヤマザクラです。
オオシマザクラ同様、桜の原種の1つです。
奈良、吉野の山に咲く千本桜はこの品種です。
こちらの品種も木によって開花時期がまちまちで、散っている木もあれば満開の木もありました。こちらはレストハウス近くのヤマザクラで満開でした。

4月10日 その後の桜      (撮影機材 : Canon EOS6D)
修善寺寒桜です。2月には見事な花を咲かせていました。すっかり葉桜です。
同じく修善寺寒桜です。よく見ると実がなっていました。この品種は実をつけるのですね。
こちらも2月には見事な花を咲かせていた大寒桜です。すっかり葉桜になっていました。
ソメイヨシノの花です。わずかに残っていました。来年も綺麗な花が咲くことでしょう。 こちらもソメイヨシノです。ピンク色が濃くなり花も小さく、今にも散りそうです。今年もありがとうと声を掛けてしまいました。 ソメイヨシノが散った後の新宿御苑です。すっかり寂しくなりました。今年の桜シーズンが終わった、そんな感じがします。


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