1995年の小さな山 - 塔ノ岳周回、景信山

(1995/9/30、/12/23、神奈川県秦野市、神奈川県津久井郡相模湖町)


(バイクで山に入るのは久しぶりだった。
風音とアクセルの吹きぬける
感覚が気持ちよかった。)
(FT690でAMのパイルアップを体験した。)

1995/9/30 - 丹沢・塔ノ岳周回
  
単独行。日帰り。戸沢までバイク利用。バイクは久々で風を切り匂いを感じる感触が気持ち良い。戸沢は沢登りの良いベ−スのようでヘルメットに地下足袋、肩にザイルといったパ−ティを何組か見掛ける。色々な山行形態があるものだ。政次郎尾根は杉の植林帯の中の急登で、歩き始めは日頃の都会生活の中で溜まった疲れ、汚れが悪い汗となってだらだらといやに発汗する。杉林を抜けると表尾根は近い。が、塔の岳まではまだ標高差がある。

何度も歩いた表尾根だが毎回そのきつさには顎が出る。書策小屋、新大日、と緩急混ぜたのぼりが続く。登りついた塔ノ岳、曇空で山頂展望は今一つ。富士がぼんやりと墨絵の如く浮かんでいた。下山に使った天神尾根も杉林を転がり落ちるような急坂で膝にこたえた。北斜面でうす暗く気味が悪い。そんな中、角材を背負ったボッカさんに出会うが超人的な体力が必要なのだろう。山の世界は、やはり深い。

無線ではそれぞれ他の山頂にて移動運用中のJK1NLO(馬頭刈山)、JK1RGA(雁ケ腹摺山)とつながり楽しむ。感慨ひとしお。滋賀県高島郡が最遠距離交信となった。

戸沢9:45−政次郎尾根−書策小屋11:30/11:45−新大日11:55−塔の岳・アマ無線12:35/15:15−天神平16:00−天神尾根−戸沢17:00


1995/12/23 - 奥高尾、景信山
  
50メガの1エリアAMコンテスト参加が目的の一つで手近な景信山へ。小仏バス停から山頂までは1時間。あっというまの山。雑木林とスギの人工林が錯綜する。葉をすっかり落とした広葉樹は冬を感じさせるが、それに比べ冬でも緑色のスギは気味が悪い。影信山は平野部と丘陵地の境に位置しているピークの事はあり、関東平野の眺めも電波の飛びも良かった。

AMコンテストでは津久井郡マルチが珍しいのか結構呼ばれ1分1局のペースで交信出来る。AMのパイルは初体験でビートが重なり迫力一杯だった。重なりあう丹沢の山々、とりわけ大室山の立派さが印象に残った。

小仏バス停−景信山・アマ無線−小仏バス停


(戻る) (ホーム)