蔵の街栃木から餃子の街宇都宮までのサイクルツーリング |
2019年6月1日、栃木県栃木市、宇都宮市 他 |
地元のサイクリング仲間、Mさんと共に東北線に自転車を二台載せ両毛線経由で栃木市まで列車に揺られました。栃木駅で自転車を組み、そこから鹿沼市を経由し宇都宮までサイクリングです。自分のサイクリングの足跡は栃木市まで伸びていますが、それを更に北に伸ばしたかったこと、また、友人と宇都宮で餃子とビールで乾杯することに興味がありました。
栃木市で輪行袋を解きます。Mさんも私も自転車はランドナー。期せずして同じメタリックグリーンの車です。クロモリ鋼の細いホリゾンタルフレームに泥除けのついた自転車は今は絶滅種かもしれません。しかし自分の体にフィットしたサイズのフレームを作り、自分が選んだコンポを載せる、サイクリングの為の贅沢なオーダー車でもあります。とはいえ、シティサイクル(ママチャリ)のタイヤサイズを選んだ自分に対してMさんはよりスポーツよりのタイヤの入手が可能なMTBサイズのタイヤ、後だしブレーキワイヤーとランドナーバーの自分に対し操作性の良いエアロハンドルのMさん、と同じランドナーとはいえ詳細は人それぞれ。自分の考えを反映させることが出来ることはオーダー車であるランドナーの大きな魅力でしょう。
栃木市は巴波川沿いに黒塀と蔵が並ぶ風景が好ましく自分の気に入った街の一つです。古い街並みをゆっくりペダルを漕ぎ、町を抜けると田園が広がりました。渡る風も心地良くなり、すこし気温も下がったのでしょうか。ゆったりとした田園の風に包まれます。そう、風にも匂いがあるのです。体を風にさらして走る、スローな旅だから感じる風と気温の動き。「風を感じる」、そんな気障な台詞はサイクルツーリストのためにある言葉なのでしょう。
巴波川をのんびりと舟が走る | ランドナーはバラして列車に持ち込めば どこ迄も自分を運んでくれるスローな旅の相棒。 そう、それは鉄で出来た魔法の翼だ。 |
古い家並みにワクワクし次は どんな風景が待っているのか と再びペダルをこいでいく。 |
宇都宮の街中に佇む松が峰 |