三浦半島へサイクリング&ピークハント・仏塚山 

(2013年9月29日、神奈川県三浦郡葉山町)


今日は天気も良かったので午後からになりましたが三浦半島へサイクリング&ピークハントに行ってきました。

神奈川県三浦郡葉山町には地形図に載っているピークがいくつかあります。いずれも100-200m級の丘陵。メジャーなのは二子山ですが、その南側、湘南国際村の一番高い箇所あたりに仏塚山というピークが2.5万分の1図に記載されています。(海抜210m)

以前このピークを目指すべく湘南国際村のてっぺんまで自転車で上ったことがあるのですが、国際村の車道の一番上まで上っても目指す仏塚山はまだ目 の前にこんもりと立っていました。ところがそこへは密藪でもう歩けない。これはだめだ、と諦めたことがあります。今回国土地理院の電子地図と三省堂「日本山名辞典」を手に山頂の緯度経度を見直した結果、このピークには湘南国際村からではなく、その東側にあるゴル フ場側からゴルフ場の車道を登っていくのが良いだろう、と判断。

家から葉山までは横浜新道から横浜横須賀道路で45分程度です。何度か駐車している葉山の大峰山そばのコインパーキングまで車で行きそこで自転車 (ランドナー)を組んで登り始めます。海抜10m強から210mまで。途中までは湘南国際村への自動車道です。自分のランドナー、フロントインナー24枚、リアは26枚まであるスプロケットですが、リア20枚程度で頑張って上りました。途中でゴルフ場へ分岐する道。しばらく行くとこの先の道はとんでもない急坂となりました。これは24-26にしても登れない。また下りもブレーキかけたらジャックナイ フでひっくり返りそうです。ということで、おとなしく自転車を下りて押しあがります。15分も登るとゴルフ場の一番上。車道を更に上り詰めます。

とそこには車が一台停まっていました。なかから「CQ2メーターサイドバンド、こちらはジュリエット・・・」と聞こえてきます。なるほど、先客です。その少し先でもう頂上なのですが、頂上直下で頑丈なフェンスでその先へ進めなくなりました。左右は密藪で突破不可能でしょう。頂上まであと 10mか。ここで万事休すです。これ以上進めないのでここを山頂としますか。一応スマホの「地図ロイド」を立ち上げます。画面にうつし出された国 土地理院の電子地形図の仏塚山のピークらしき地点で、しっかりと現在地を示す+印が重なりました。まぁ。ここで良いでしょう。持参した430MHzハンディ機でCQを出すとすぐに三鷹市の局が呼んできてくれました。山頂の反対側はゴルフ場のコースで、カップインする音が聞こえてきます。こういう山もあるのですね。

山ランポイントを稼いだので少し下がって先ほどの車の主へご挨拶。横浜市栄区から見えたとのこと、430MHzで奥の手交信させてもらいます。

やや消化不良でしたが一応仏塚山をゲット、ということで、急坂を自転車を手で押さえながら下りて、一般車道に出てからぐるりと東の横須賀方面に回り込みます。山すそを走ると稲を干しています。三浦半島で米を作っている農家があるのですね。しばらく行ってから再び三浦半島を西へ横切ります。このあたり思ったよりも自然が深く三浦半島の懐の重さを感じさせます。、相模湾側に戻ってから葉山までのんびりと自転車で北上します。レーサーウェアを身に着けたロードバイクが何台も追い越していきます。きらきらと西日に相模湾が輝いて美しい。空も青く、体を抜ける風も涼しくて心地よい。良い季節になりました。

駐車場に戻り自転車を積んでから帰宅します。ヒルクライム200m、走行は20kmとほんの足慣らし的な距離でしたが、久々のランでしたので足が張りました。どうも山歩きとは違う筋肉を使うようですね。。

帰宅後色々サイトを調べたら以前は仏塚山は標高230m級のピークだったそうです。それがゴルフ場造成と湘南国際村工事とで削られて、今の姿になったとのこと。(NPO法人葉山まちづくり協会のページより) 谷一つ挟んだ北側の三浦アルプスは自然がしっかり残っているのに、尾根違いのこちらは少し可愛そうな山と言うことでした。

(フェンス向こうが山頂。あと少しだった) (稲刈りの山すそをのんびりと走った) (葉山町看板から、相模湾が美しかった)

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