タイトル 宝島
放映年 1978〜79年
放映話数 全26話
未だに熱狂的なファンの多い傑作アニメーション。演出・出崎統ほか、作画監督・杉野昭夫、美術監督・小林七郎。OP、EDの独特なタッチは今みても斬新

声の出演:清水マリ、若山弦蔵、家弓家正、滝口順平、江角英明、黒沢良、野島昭夫ほか

AKIRAくんが素晴らしいシルバーグレーを描いているので、わたしは青年時代のジムを描いてみた

現在、東京MXテレビで本作が放映されている。じっくりとみながら、いまでも色あせない作品に新鮮な驚きを感じた。まあ、本作に関してはAKIRAの小部屋のAKIRAくん(←何度もいいますがかめおの連れ合いじゃないですよ。仲良しのお友達です)がいつか熱く語る日が来るだろうと思っているので、ここでは楽しみ亭風切り口(っていうか、かめおの個人的趣味)で語ろうと思う
なんといっても本作は「おじさまパラダイス!!!」。ある意味、最もかめおが萌えるポイントがそこである。リブシー先生(なんで、あんなに肝臓が悪い人のような顔色なのだろうか?)を筆頭に、ジョン・シルバー、ビリー・ボーンズ、スモレット船長、グレー(←彼は若いが渋いという点でOK)…なんて素敵なパラダイス(トレローニさんは…かめお基準から外れ)。彼らを演じる声の方々が、卒倒しそうなくらい渋いのだ。家弓さん、若山さん、黒沢さん、江角さん…もう、素晴らしく渋い声の代表である。若山弦蔵さんは、ジェームス・ボンド@ショーン・コネリーと言えばこの方!というくらい、我々[洋画は吹き替えでインプットされた世代]にはお馴染の方だ。そして、鬼警部アイアンサイドのレイモンド・バーもそうである。シルバーのビジュアルに若山弦蔵さんの声って、なんだか無敵かも…と、ほ〜っとため息をつきながら6話目(本格的シルバー登場回)をみた
宝島といえばセル画コレクションでも想い出深い。当時、麹町の東京ムービーショップでセル画を販売していた。学生だったので、お金が無い。なので「福袋」というものをよく買った。当時で500円か1000円だったかなあ…と思う(記憶違いかもしれない)。袋の中に山盛りのセル画が入っていた。背景付やアップのものも入っていて、なかなかお買い得だったと思う。中にはシルバーのセルも入っていたし、当たり、はずれと、ともだちとゲーム感覚で袋を開いたっけ。そんなことも本作を視聴いると甦ってくる。それと、美術のシルクスクリーンの授業で、わたしが製作したのはシルバーがラストに振り向いた顔(画像はこちら、おまけコラム)。なんで、それを選んだのかよくわからないのだけれど、それもいい想い出である。(2011.2.20)