タイトル ゲゲゲの鬼太郎
放映年 1968年・1971年
放映話数 全65話・全45話
水木しげる御大原作の、妖怪アニメ。ゲタにちゃんちゃんこの鬼太郎と、それを取り巻く妖怪たち。目玉の親父とねずみ男がいい味出している

声の出演:野沢雅子、田之中勇、大塚周夫、永井一郎、野村道子、小原乃梨子ほか

1985年、96年とリメイクされている。68年版はモノクロ
お椀のお風呂に入った目玉親父。なんだか、いつも気持ちよさそうで、羨ましかったな〜

 お化け系と妖怪系、どちらかというとわたしは妖怪系だそうである。(ちなみにお化け系というのは、藤子不二雄先生の描くQちゃんのようなファニーな感じである)。猫娘やベラなんかに似ているのが妖怪系(笑)どういう顔かはご想像におまかせするが…そのせいか、妖怪ものは大好き。ゲゲゲの鬼太郎はモノクロ版からしっかり見ていた。から〜ん、ころ〜んと下駄の音を響かせ鬼太郎がやってくる。学生服に縞のちゃんちゃんこ。(ちゃんちゃんこのカラーリングは、我が阪神タイガースカラーである!)。個性的な仲間たち(わたしは一反木綿とぬりかべがお気に入り)とともに悪い妖怪と戦う鬼太郎。おどろおどろしいはずなのだが、ねずみ男や目玉親父のファニーな感じに救われてか、くすりと可笑しい場面も多い
 水木しげる先生は82歳の現在も現役。世の中に妖怪の存在を知らしめるため、ひたすら描き続けておられる。緻密なペン画の妖怪の絵を見ていると、なんだか本当にこの世に彼らと共存しているような気になってくる。まあ、いまの世の中、人間の方が妖怪より性質が悪そうだけど(苦笑)。選挙運動真っ最中であるが、朝っぱらからスピーカーの声も毒々しい「演説小僧」や、選挙中だけオイシイ事を言って、当選した途端しらんふりの「公約しらんひょん」、裁判で有罪だったにも関わらず懲りずに立候補する「厚顔童子」などなど、妖怪もびっくりの面々がたくさんいらっしゃる。せめて、すこしでも真っ当な人が国会議員になっていただけるよう、みなさん、投票には行きましょうね。(2004.7.4)