タイトル 巨人の星
放映年 1968〜71年
放映話数 全181話
球アニメの代表作。原作:梶原一騎、川崎のぼる。1球投げるのに1話分使う気の長い展開にじりじりとした

声の出演:古谷徹、白石冬美、加藤精三、井上真樹夫ほか

●新巨人の星( 1977〜78年)全52話
●新巨人の星II(1979年)全23話
やっぱ、阪神ファンには花形でしょ!<猛虎花形満>というバターサブレも発売中!

 <巨人の星>は夕方にやたら再放送されていたので、擦り込みになるくらい見たアニメである。なにせ、長い。181話という回数も凄いが、試合の展開もやたら長いのである。本作のあとに<侍ジャイアンツ>が再放送されたりしたら、すぐ魔球が出来て、すぐ打たれて(笑)また魔球が…という展開の早さが一層感じられるはずだ。番場蛮、恐るべし(笑)である。また、これほど突っ込みがいがあるアニメもないだろう。左門の兄弟が飛雄馬の体にすがりついたり(幻だけど)、花形はいったい何歳から車の運転をしてたのかわかんないし(笑)父一徹と言えばちゃぶ台ひっくり返し男だし(実際は本編では1回しかひっくり返していないらしい)、姉明子はいつも木の陰から半分顔を出している。場面場面がみな濃く、印象が強い
 中でもお気に入りのキャラは<オーロラ三人娘>のルミさん。「クールな恋」なる歌を唄っていたアイドル歌手で、飛雄馬とかかわった女性である。彼女の唄う妙に鼻にかかった(アイラブ アイラブ フォレヴァーモー)という曲が耳に残る。飛雄馬とゴーゴーを踊っていたな…ルミさん。ちなみに、この「クールな恋」はゴールデンカップスのカバー曲である
 そして、やはり我が家のアイドルは<猛虎・花形満>である。昨年末、WOWOWで花形の視点から描いた巨人の星・花形満バージョンを放映した。残念ながら、我が家は加入しておらず涙を飲んだが、DVDになったらきっと買う!花形満、ただのちゃらちゃらした御曹司ではない。明子さんとの恋を成就したのは偉い!侠気があるのである。(それにしても、明子さん。伴でも花形でも、どちらにしても自動車会社の社長夫人だ。苦労したかいがあったものだ)本作を見るたびに、あの時代は熱く燃えていたのだな〜ということがわかる。日本中、飛雄馬の瞳のようにメラメラ燃えていた、そんな貧しくともいい時代であった(2003.3.18)