●外山高士

昨年嬉しかったことは、ナマで外山さんのお姿を拝見できたこと。新橋演舞場での田村正和さんの<新乾いて候>にご出演されており、わたしの母と同じ年とは思えない張りのあるお声を聞かせたくれた。う〜ん、渋い。時代劇によくご出演されているので、時代劇専門チャンネルをよく視聴しているわたしにはお馴染のお方。最初はお名前も存じ上げなかったのだが、何故か非常に心魅かれ、外山高士というお名前を知って以降もその理由はよくわからなかった。そう、実はわたし、サスケの父、大猿が大好き。だけれど、外山さんがその声をあててらした方ということに気が付かなかったのである(笑)ほんの数年前、おお、これってサスケパパ?と気が付き、またまた好きになってしまった。(それにしても、気が付くのが遅い<^0^;;>)
 外山さんが所属されている(北斗星プロジェクト)には江幡高志さん(1928年生まれ)、遠藤太津朗さん(1928年生まれ)、田口計さん(1933年生まれ)、睦五郎さん(1934年生まれ)などもいらして、思いっきりツボにはまるラインナップ(笑)みなさん、お元気に、いつまでも現役で我々を楽しませていただきたい
 いつも思うのだが、渋いいい脇役、悪役がいる芝居ほど、主役の役者が輝くのである。<長崎犯科帳>があれほど面白かったのも、キラ星のような悪役さんたちが、主役の錦之介さんと対峙していたから。忠臣蔵で吉良上野介が憎らしければ憎らしいほど、大石内蔵助が引き立つように、敵役というのはものすごく大切なのだ。だから、わたしはこの方々をこよなく愛しているんだけどね(2004.1.5)
名前 外山高士(とやま・たかし)
生年月日 1930年9月5日
主な出演作 <ジャングル大帝・進めレオ>でレオの、<サスケ>でサスケの父、大猿の声を担当
時代劇、現代劇、特撮と幅広くご出演で、最近は数多くの舞台でお姿を拝見できる
MEMO 劇団文化座を経て北斗星プロジェクト所属