タイトル 水戸黄門
放映年 1969〜放映中
放映話数 1000回越えてます
ご存知、国民的時代劇。東野英治郎の水戸光圀、助さんに杉良太郎、格さんに横内正を配してスタート。今もシリーズが続いている人気時代劇。31部から、長い間助さんを演じていた里見浩太朗が黄門様役として登板。高視聴率をキープした

主演:光圀@東野英治郎→西村晃→佐野浅夫→石坂浩二→里見浩太朗

第1部から28部まで皆勤賞だった、風車の弥七こと中谷一郎さん

 TBSのナショナル劇場が続くが、水戸黄門の登場である。なにせ、今もってシリーズが続くこの番組。知らぬものがいないほどの時代劇のビッグネームである。黄門様こと水戸光圀は、東野英治郎さん(1〜13部)→西村晃さん(14〜21部)→佐野浅夫さん(22〜28部)→石坂浩二さん(29、30部)→里見浩太朗さん(31部〜)と変遷。東映の映画版(月形龍之介さん主演)もそうだが、けっこう強面の方が黄門様なのだ。東野さん、西村さんとも以前は悪役をこなしていた。助さんこと佐々木助三郎は杉様(1、2部)→里見さん(3〜17部)→あおい輝彦さん(18〜28部)→岸本祐二さん(29〜31部)→原田龍二さん(32部〜)、相方の格さんこと渥美格之進は横内正さん(1〜8部)→大和田信也さん(9〜13部)→伊吹吾郎さん(14〜28部)→山田純大さん(29〜31部)→合田雅吏さん(32部〜)。それぞれの年代で、自分にとっての親しみのある黄門様&助さん格さんが違うのではないか
 わたしにとっての水戸黄門は東野さん&里見さんと横内さんのバージョン。これが印象深い。それに、弥七とお新(宮園純子さん)夫婦にうっかり八兵衛(高橋元太郎さん)が絡むパターン。ちなみに将軍綱吉候は長谷川哲男さんが定番だった。杉様の助さんは艶っぽかったんだろうなあ…もう一度見てみたい。息子さんの山田さんは、お父さんと違って男っぽいタイプ。親子で黄門様に出ていたり、里見さんのように助さん→黄門様のように変遷していくのも、長寿ドラマならではである
 初期の水戸黄門には必ずご老公一行を狙う刺客がいた。この刺客たちとの攻防も、ドラマを面白くしていた要因だと思う。中でも、第5部の鉄羅漢玄竜の天津敏さん。水戸黄門史上最強の刺客であった。なにせ、しつこく食らい付いてくる。子供心におっかないおじさんだと思ったものだ。そのほかにも成田三樹夫さん@柘植九郎太、菅貫太郎さん@比留間伝八郎、山形勲さん@柳沢吉保など、初期作品にはぞくぞくする悪役が目白押し。ぜひ、機会があったら見ていただきたい(2003.4.30)