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| 深作欣二監督、萬屋錦之介主演のお馴染、忠臣蔵映画。同じ歳で錦之介が念願の大石内蔵助を演じる。吉良上野介に金子信雄、柳沢吉保に丹波哲郎。日本人には忠臣蔵だ（テレ東の新年番組も楽しみ！） | |||||||||||||||||||
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| 共演：成田三樹夫、遠藤太津朗、千葉真一、加藤嘉、岡田茉莉子、三田佳子、松方弘樹、三船敏郎ほか | |||||||||||||||||||
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どんな役をもこなす、幅広い方である。ナレーションなどでもお馴染
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| かめ夫は萬屋錦之介さんが好きである。「柳生一族の陰謀」の狂気じみた芝居に寒けすら覚えるほど感動した。そして我が家は忠臣蔵フリークである。錦之介＋忠臣蔵とくれば、もう満点（笑）テレビの「赤穂浪士」（79年）以来の組み合わせにわくわくしたものだ この忠臣蔵は、最初から仇討ちありき、という非常にオーソドックスな作りである。主君が理不尽な裁きで切腹、お家断絶となり「吉良の首を取るのが臣下の務め」とばかりにどわ〜っと進んでいく。錦之介内蔵助の感情の昂ぶりとともに、怒濤のごとく討ち入りしていくのを見ているだけで、こちらの気分も最高潮である。隣家の土屋主税（三船敏郎さん）が高張提灯を掲げる場面など（これが武士の情けというものだ）と泣けてくる さすが東映、時代劇の老舗だけあって、キャストも豪華絢爛。中でも、吉良役の金子信雄さん。憎たらしい吉良を飄々と演じている（まるで、仁義なき戦いの山守組長のようだ）今まで何本も忠臣蔵を見てきたが、吉良はものすごく嫌な奴として描かれるか、あるいはそれほど悪人ではない（たとえば「四十七人の刺客」の西村黄門様）か、両極端である。もちろん、こちらは前者。「殺してやりたい」吉良なのである イラストに描いたのは大高源五役の寺田農さん。この方は多数の作品に出演されている。時代劇、現代劇、特撮ものまで幅広い。声の仕事も多く、中でも「天空の城ラピュタ」のムスカ役はとてもよかった。彼はNHKの大河ドラマ「元禄繚乱」では奥野将監役で、途中で脱落してしまう。本作では、血の気が多い峰岸徹さん演じる堀部安兵衛をなだめながら、冷静に討ち入りを進めていく重要な役回りだ。ズバット宮内洋さん（萱野三平）と、ハム館長西田健さん（浅野大学）も出演している（2002.8.29） |
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