タイトル どろろ
放映年 1969年
放映話数 全26話
手塚治虫原作の時代劇アニメーション。途中、14話より「どろろと百鬼丸」にタイトルが変更された

声の出演は、どろろ/松島みのり、百鬼丸/野沢那智、ナレーション・醍醐景光/納谷悟朗ほか

あまりに恰好良い百鬼丸にぼ〜っとなった子供の頃…

 「時代劇専門チャンネル2」だそうである。深夜のプログラム編成が曜日ごとにジャンル化されたのを機に、そう呼び名がついたらしい。水曜日は<時代劇アニメ2本立>で、サスケとどろろの組み合わせで始まった(余談だが、火曜日の<コスプレ時代劇>、桃太郎侍も長七郎も入るのか?)
 サスケは日本テレビの夕方の枠でよく再放送されていたので、馴染みがあるが、どろろはものすごく久しぶりに観た。1回目からひどくシュールである。自分の欲望のため、生まれてくる子供の体を48体の魔像にいけにえとして捧げ、子供は体の48ヶ所を奪われて生まれてきた。その子供は医者に拾われ、義眼や義手、義足などを与えられ、旅の途中聞いた「48匹の妖怪をたおせ」という声に導かれ、体の48個所を取り戻すべく妖怪と戦いながら旅を進める。ウ〜ン…今の放送コードではいろいろ問題があるのだろう。地上波での放映がままならない作品も、こうして日の目を見るのも多チャンネル時代の恩恵か?
 アニメの「風のフジ丸」(提供が藤沢製薬だったのでフジ丸になった)「カムイ外伝」、実写物の「風雲ライオン丸」、「仮面の忍者赤影」、「隠密剣士」など、昔は子供向けの時代物がけっこうあった。大人向けの時代劇も多かったから、自然とそれらを観て時代劇の世界に慣れていったんだろう。さて、サスケとどろろの後は何が続くのだろうか。アニメだけでなく実写物も取り上げて欲しい。あ、でも「風のフジ丸」は観たいなあ。オープニングの最後に(藤沢、藤沢、藤沢薬品〜)というのが入るのか、興味がある(2002.7.4)