タイトル 破れ奉行
放映年 1977年
放映話数 全39話
深川奉行の速水右近が、老中の命により上様から葵の御紋入りの拝領刀(切捨御免)を授かり、悪を斬る。決め台詞は「頭が高い。天に代わって破れ奉行、て〜め〜ら、斬る」

共演:大谷直子、大友柳太郎、ジェリー藤尾ほか

●破れ傘刀舟・悪人狩り(1974〜77年)全131話
●破れ新九郎(1978年)全25話
鯨獲りの銛を手に、船ごと突っ込むことも数度…激しいぞ、速水右近

 子供の頃、よく見ていた。好きだった、破れ傘刀舟…でも、子供の頃と、今見るのではまったく違うものだ
 時代劇専門チャンネルで「破れ奉行」を見たのは、もう数回放映した後だった。たぶん、これは見ていないな、子供の頃は。初めて見て、はまった。まず、老中の所へ行って、斬り捨てたい相手を告げ、老中はお決まりのように「いかん、右近。●●には手を出すな」とか、「あれは上様のお気に入りだ。いかんぞ、右近」などと言う(この老中が味わい深い!藤井貢さん)すると、深川奉行の速水右近が「最近深川では流行り病が…」とか「●●殿は心の臓がお悪いと…」などと言って、結局斬りに行ってしまう。それも、くじら船に乗って。それが、また速い!モーター、ついてるだろ!とつっこみを入れたくなるほど速い。荒唐無稽な破れ奉行にすっかりはまって、毎日楽しみにしていた。江戸の暗黒街の大物の大友柳太郎さんもはまっているし、蜘蛛の入れ墨も色っぽい大谷直子さんもふっくらとしてかわいらしい
 さて、その後に始まった「破れ新九郎」。オープニングで度肝を抜かれた。錦之介さんが山羊や、牛や、馬を引いて歩いてる…パンタロンに金のネックレス、メッシュのシャツ、皮のバッグ…おしゃれだぞ…毎回、豚だの、犬だの、猫だの出てくる。まあ、獣医だから…でも、長屋でみんな普通に山羊とか豚とか飼ってる…そんなわけないと思うが(ほかの時代劇でそんなの見たことないぞ)…余談だが、新九郎が終了したときに、ドラマに出た動物プレゼントがあったとの噂…もらってうれしいか?山羊とか当たったらどうするのだろうか?一般家庭で山羊とか牛とか商品として届いたら…?誰か教えて欲しい…