作品名 Title |
監督 Director |
出演者 Performer |
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アンタッチャブル THE UNTOUCHABLE |
ブライアン・デ・パルマ Brian De Palma |
ケビン・コスナー、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシア、チャールズ・マーティン・スミス、ロバート・デ・ニーロ Kevin Costner, Sean Connery, Andy Garcia, Charles Martin Smith, Robert De Niro |
ショーン・コネリーがとうとうアカデミー賞を取った作品。つまりそれだけで私にとっては重要な作品という事になります。ファンとしては、もっと前に取ってもいいんじゃないかと思う作品があったのですが、やはりこの映画のショーン・コネリーは抜群と言えます。スコットランド系で、ただ一筋に法を守ることに一生懸命生きてきた警察官。でもちょっと周囲の汚職三昧に抵抗するのも疲れてきた定年前の警察官。それが熱意を持った若者に触発されて、もう一度賭けてみようとする男となった警察官。エリオット・ネス役のケビン・コスナーが帰宅途中の橋の上で失敗に少々めげている時に、ショーン・コネリーのマローン警察官が後ろを通りかかると、もう私はそこで、「カッコイイ…」とつぶやいてしまいます。
もう少しショーン・コネリーの話を続けます。彼は007のイメージからもありますが、不死身で運が良くて、命を落とす役なんてそれまでほとんどありませんでした。“ロビンとマリアン”ぐらいかな…?でもこの“アンタッチャブル”以降、エリオット・ネスにしたように、自分が経験してきて得た何か大切なものを息子に伝えてから去って行く、そんな父親のような役が非常に増えた気がします。彼(または彼の演じている役)って、特に男性にとっては理想的なんでしょうね。
マローンは死に際にエリオット・ネスに対して、証人となる会計士の行方と、その執念をたくしたと思います。カポネの有罪が確定し、怒って暴れまわっているカポネに対して、「最後まであきらめるな。講義終わり!」とネスが言い放った時は、マローンが本当にすばらしい先生だったと思わせてくれました。
さて、アンディ・ガルシアですが、例の階段で落ちてくる乳母車を足…というか身体で受け止め、その無理な姿勢のままさらに拳銃でギャングを一発で仕留めるシーンは本当に最高でした。この映画の後、“ブラック・レイン”や“ゴッド・ファーザーPARTV”などに出ましたが、最近あまり出てないですね。身体が少し小さめなのと、あの三白眼…というのでしょうか…で暗いイメージがあるのがあれこれ役をもらいづらいのかもしれません。もっともっと色んな役をやってみてほしいです。
ロバート・デ・ニーロについては、もう言う事は何も無いです。どの映画を見てても職人技を鑑賞している気分です。最近の“RONIN”や、“ヒート“などの役が個人的には特に好きですね。何か重いものをしょっているんですが、それには押しつぶされず、やるべき事をやっているって感じの役…っていうところでしょうか。もちろん狂気めいた役柄も最高ですが、ちょっと怖すぎる…
この映画の音楽や衣装などは1930年代のものをベースにしていますが、おしゃれで洗練されていますよね。さすがエン二オ・モリコーネ、さすがアルマーニ!やっぱりアートはイタリア系!です。
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