作品名
Title
監督
Director
出演者(声)
Performer(Voice)
美女と野獣
BEAUTY AND THE BEAST
ゲイリー・トラウスデイル、カーク・ワイズ
Gary Trousdale, Kirk Wise
ペイジ・オハラ、ロビー・ベンソン、アンジェラ・ランズベリー
Peige O'hara, Robby Benson, Angela Lansbury


これも我が家のお気に入りの一つです。何と言ってもビースト(野獣)のかっこ良さにつきます。「えっ?」という方もいらっしゃるかもしれませんが、我が家ではあのビーストの声にぞっこんなんです。特に「Hopeless...(だめだ…)」と運命のバラの前でつぶやく声。それにその時のうなだれた姿。魔法が解けてハンサムな王子に戻った時より、ビーストの姿の時の、例えばベルを襲う狼と戦う時や、ベルのおかげで城の庭で小鳥に懐かれてしまった時の姿、それからベルとダンスをしていて胸に頭を預けられたときのうれしそうな顔…の方がかっこいいし、愛しいです。

アニメとして始めてアカデミー賞作品賞にノミネートされた映画ですが、ミュージカルとしてりっぱな作品だったからだろうなぁと思います。ガストンが街の人々を連れてビーストを退治(と言いたくないのですが)しに行く場面の盛り上げ方は抜群です。音楽の効果がすばらしいと思います。ただミュージカルによくある、歌と踊りがメインになりすぎてしまって、少々ストーリーが停滞するというか、間延びするというのもありました。あの「強いぞ、ガストン」です。申し訳無いと思いつつ、この場面はいつも早送りしてしまいます…。

個々の登場人物の性格もよくわかるようにできていると思います。ベルやビーストはもちろん、ガストンの手下や城の住人の一人一人まで個性がくっきりしていて、見る人それぞれお気に入りができそうですよね。ちなみに私はポット夫人とチップのコンピネーションがお気に入りです。

最後、魔法が解けてハッピーエンドになるとよく判っているのに、ビーストが息を引き取る(と見える)場面ではどうしても涙が出そうになります。やっぱり声がいいからでしょうか。ロビー・ベンソンという人の声なんですね。他にどんな吹き替えやってるのかなぁ。声と言えば、あのジェームズ・R・ジョーンズ。ダース・ベイダーの声や、“レッド・オクトーバーを追え!”等のCIA長官役他い〜っぱい出ていますが、この人に匹敵する声だと思います。

主題歌もすばらしいです。これもまた、あのセリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンが歌っています。この頃から主題歌と言えば、セリーヌ・ディオンって感じになってきましたよね。で、とうとう“タイタニック”の「My Heart Will Go on」につながるわけです。セリーヌの艶のある、伸び放題の声には毎回聞きほれます。やっぱりこの映画は声に尽きると言えるのではないでしょうか。

さて、どうしても気になることがあります。映画なんかの美女のお父さんって、どうしていつも小っちゃくって真ん丸くて不細工なんでしょう?美女はお母さんにしか似ないのでしょうか?そして、性格だけお父さん似っていうことになってますよね。どうしてなんでしょうか…。






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