MS-DOS


 

はじめに

Windows9xは、Windows NTとは異なりMS-DOSの延長上のOSである。この為、MS-DOS環境をカスタマイズすれば、その内容は、Windows9xに反映される。

コマンドライン補完

Windows95が発売される前からPCを使用して来た方々は、MS-DOSのコマンドラインの補完として、ksh, history, VZ などコマンドラインを補完する常駐ツールを使用していたと思われます。これらのツールは、Windows95/98に対応していれば、CONFIG.SYS, AUTOEXEC.BATに記述することでWindows95/98全体のDOS窓のコマンドラインを補完することができます。
ちなみに私は、ksh v1.73ca(Windows95対応版)を使用しています。

コマンドラインの補完機能には様々なものが有りますが、私は以下の機能を使用しています。

  • alias機能
    別名定義。Windows9xのショートカットみたいなものです。(ちょっと違うけど)
  • history機能
    今までに投入してきたコマンドの履歴を残す、また再利用するための機能です。
    Windows9xでは、ファイル名を指定して実行のところで採用されています。
  • 行編集機能
    MS-DOSでは、コマンドラインではエディターみたいにカーソルを左右に動かして、途中に文字を挿入したり、途中の文字を変更することができません。この制限を無くす機能です。
  • マルチステートメント機能
    通常、MS-DOSでは、1行に1つの命令しか記述できません。この制限を無くし1行に複数の命令を記述できるようにする機能です。

PATH環境変数

MS-DOSから存在する環境変数。この環境変数はコマンドを実行するとき、コマンドを投入したディレクトリに該当コマンドが存在しない場合、OSが検索するディレクトリを定義した環境変数です。

この環境変数は、もちろんWindows9x (NT)でも使用しています。

この環境変数に定義されているディレクトリに格納しおけば、どのディレクトリからでもコマンドを実行することが可能です。
たとえば、SUSIE.EXEを格納しているディレクトリを環境変数PATHに定義しておけば、どのディレクトリからでも、SUSIEとコマンドを投入すれば、SUSIEが起動します。

おまけ

わたしが使用している、kshには、パス区切り文字を変更する機能がありこの機能を利用して、パス区切り文字を、"\"から"/"に変更しています。UNIXライクで使いやすいです。(^_^;

 

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Last Updated: 2002/01/19