上野動物公園モノレール。
国内初のモノレール、東園と西園を結ぶ路線

車 両
上野動物園モノレールは1957年12月にランゲル式(懸垂型)モノレールとして運行を開始、世界でも2番目に古い路線だとか、公園施設ながら鉄道法の規定にで作られ運行は東京都交通局・・イチョウの葉っぱマークがその証かな?。
動物公園内部の運転で東園と西園間で約330mの距離を1分半程度で結びます、そのため乗車するには動物園に入園しなければなりません、実験的な要素が多かったため車体は小さく作られています、この1.5倍位になると他のモノレール路線と同じくらいの大きさになるでしょう。
運転間隔は閑散期だと30〜40分間隔程度か・・多客気は殆どピストン輸送状態で運転されています
、運賃は150円。
現在運行されているのは40型と言われる運行開始以来4代目の車体、この車体は2001年5月より運行、車体の更新に合わせ橋脚と走行用レールの補強も実施されていると言う。
左右非対称の懸垂式、ランゲル式の一種と言われ台車がレール上面を走る方式、腕が長くなるので低い周波数で揺れやすいと言う難点があるらしいがこの速度では問題無いでしょう。

2両編成で1両は9250mmの長さ、幅1960mmとコンパクトな車体、最高運転速度は15Km/hとかなりゆっくり・・ノソ〜っと走ってくる感じです、ミュージックタイフォン(電子警笛)を鳴らして走りますがその音はJRの成田エクスプレスやスーパービュー踊り子と同じ物でした。
台車部分を撮影してみました、案内輪、走行用車輪がよく見えます、走行用タイヤはチューブレススチールラジアル・・小型のトラックやバス用に近いかも。
昔の車両と台車の基本構造は変わっていない用に見えますが駆動用電動機は交流誘導電動機で定格電圧440V、出力は7.5KWと小さめながらインバーター制御で応荷重装置付き回生ブレーキ兼用のハイテク車、歯付きベルトとギアで減速し駆動されています。
保安機器はATC車内信号式と規模の割にはしっかりしたシステムになっていますね。
レール上面の走行路、走行面が上に露出しているため雪には弱そうですね、案内は横の小さな車輪で行われています。
この路線は距離も短く単線ですが分岐機・・ポイントを作るとなるとどの様な構造になるのやら・・・。
架線は走行用レールの下側に設置去れ架線電圧は直流600V、地下鉄と同じ様な架線です、コレクターシュー・・パンタグラフは車体屋根に付いている様に見えます。
定員は立ち席無しで31人、実際に乗って運転席や車内の様子も撮影したかったのですがこの時はどちらの駅も凄い行列で諦めました、小さい頃に来たときは整備点検中で乗れず・・以前に撮影に来たときは丁度車体更新中で見られず・・今回は撮影出来た物の混んで乗れず・・どうも私は上野のモノレールとは相性が良くない模様です。(^^;;;;
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