ディズニーリゾートラインモノレール。
ディズニーランド、ディズニーシー、ホテル街を結ぶ路線


車 両
 
ディズニーリゾートラインモノレールは平成13年6月にアルウェーグ式(型)モノレールとしてディスニーランドと後に開業したディズニーシー、ホテル街とJR京葉線舞浜駅を結ぶ路線として運行開始、営業距離は5Km・・4つの駅はそれぞれデザインも違い単線で左回りの一方方向へ一周約13分で運転されています、テーマパークの付帯設備ではなく立派な鉄道としての運行です。
車両は6両編成が5本、それぞれブルー、ピンク、イエロー、グリーン、パープルのカラーで塗り分けられその日により何色が運用に入るかは乗ってみてのお楽しみ・・と言うところかな、6両編成は東京モノレールと並びもっとも長い編成になります。
車両は先頭車が15mで中間車は13.7m、車体の幅は2.98mと特急列車並の幅です、6両の内中間4両が動力車で電動機出力は一台60KW・・他の都市モノレールに比べると小さい方になるかと思います。

JR京葉線、舞浜駅に隣接するリゾートゲートウェイ駅、しっかりディズニーのロゴも見られます。
建物のデザインなどはディスニーランドの監修が有ると言われます、ディズニーの名前を使うと色々制約もありそのためにJRでは舞浜と言う駅名にしたとか・・ディズニーランド前・・とは出来なかったのでしょうね。
ちょっと見るとショッピングモールのような雰囲気?。
リゾートゲートウェイ駅の改札とホームに続くコンコース・・私鉄の駅その物の作りでディズニーランドのキャラクターも控えめにされています。
乗車にはパスネットも使え600円の一日乗車券も有ります、初乗り料金は200円・・私は撮影のため乗り降りを繰り返すので一日券を購入、ディズニーのキャラクターが付いた可愛いカードで記念にもなります。

リゾートゲートウェイ駅構内
路線は単線で左回りの一方方向で運転されます、リゾートゲートウェイ駅とディズニーシー駅は両面にホームを備え乗車ホームと降車ホームとに分けて使われています、列車が到着するとまず降車側ドアが開き、その後に乗車側ドアが開きます、その後降車側度ををしめると言った具合、全ての駅のホームには連動して開閉するドアも有り安全性が保たれています。
モノレールの室内(右上)、通勤用では無いのでソファーの様な雰囲気のイスがセットされています、ちょっと固めですが最近の通勤用車両と同じ程度か・・所々の端がR状になっていて家族で座るに丁度良い形状ではないでしょうか・・。
通常運転時の先頭部は乗務員室等の仕切は無くご覧のような(左上)展望席になっていて窓もサイドまで大きく広がり見晴らしは良好、通常はATOにより自動運転ですがカバーの中に運転機器が納められている模様です。

側窓もご覧の通りミッキーマウス柄に・・

車内のつり革となる物もミッキーマウスのシルエットになっています、車外から見ると窓が小さく圧迫感が有る様に見えましたが乗ってみるとその様な事は感じられませんでした。
リゾートゲートウェイ駅の次は東京ディズニーランド駅、こちらがディズニーランドゲートに近い最寄り駅となる様で駅の作りはご覧の通りお城の様な雰囲気に・・ホームは片面構造です。
駅は全てバリアフリー化されていて車椅子利用でも不自由しない設備になっているのは流石です。
物騒な今日この頃・・鞄などを持って入場する方は手荷物検査を受ける様になっていました。

ベイサイド駅
東京ディズニーランド駅を出た列車は海の側に隣接するオフィシャルホテル街に入ります、ホテルからの最寄り駅はこのベイサイド駅、片面ホームのスッキリとしたデザインの駅になっています。
ベイサイド駅の構内・・列車は手前から奥に向けて走ります、南に向いているので日当たりは良好・・夏はちょっと暑いかな?。


ベイサイド駅周辺には複数のホテルもありそのホテルと駅を結ぶシャトルバス、そのバスもご覧の通り、ちょっとピントが甘くなってしまいましたがバスの前面屋根の上(尖った所)にはミッキーマウスの小さなオブジェが付けられています、後ろから見ると・・リアの窓もテールランプとウインカーランプのコンビネーションもミッキーのシルエットになっています・・(^^)
目線を下に移したら・・・何と排気管までがご覧の通り・・ただこの排気管からモクモクと黒い煙を出されるとイメージが悪くなりそう・・。
しかしその辺りはしっかり抑えて有るようで走り出しても目立った煙は出ませんでした。
東京ディズニーシー駅に到着する編成(左)と出発する編成(右)、この画像では小さくて解りにくいですが先頭車は前後で少しデザインが異なります、この日(1月3日)は6分間隔の運転でブルーとピンクの2編成で運転されていました、車両は全部で5編成有りますが1編成は予備車としてスタンバイしている模様、時刻表を見ると昼間は4〜6分間隔の運転と記されています。
ディズニーシー駅もリゾートゲートウェイ駅と同じ様に乗車ホームと降車ホームが分かれています、この駅も余りディズニーのイメージを出していません・・私鉄の高架駅と言った感じですが駅に繋がる歩道にはしっかりミッキーマウスやドナルドダックのブロンズ像が置いてあります、駅を近くから撮影した画像がデータの破損で再生出来ず残念。
通常運転時の後部は客席と仕切られた乗務員室・・運転台になっています、車庫への回送時に使われる物と思われますがしっかりとした運転台になっています、通常運転時は車掌にあたる乗務員が乗り込み案内とドアの扱いをこの中で行います、運転速度はピークで53Km/h程度、路線のカーブや勾配に合わせてこまめに速度を制御していました、この辺りは多摩都市モノレールも見習って欲しいところです。
架線電圧は1500V、回生ブレーキ兼用のインバーター制御で最新の制御を用いています。
通常運転時に最後尾となる乗務員室のある車両、乗務員室扉が有る関係で前面窓の回り込みが小さくなっています。
画像は乗務員がドア扱いを行っている所・・車両ホーム両方のドアが閉まり安全を確認すると発車ボタンを押し、列車は自動運転に入ります。
レール、桁は幅800mmと他のアルウェーグモノレールと同じ構造の物、架線の設置方も多摩都市モノレールと同じ構造になっていました、日本でのアルウェーグ式基本構造になった様な気がします。
路線の途中で見える車両基地、気を付けて見ていないと見落としてしまいそう・・ちょっと顔を出しているのはイエローのラインを纏った編成。
車両基地へ編成を取り込む為のポイントも目立ちません、上手く周りの風景に溶け込むようなデザインで作られているので車両基地・・と言ったメカメカしい感じがしません。
後2編成有るのですが建物の中に入っているのか見ることが出来ませんでした、ディズニーランドの周りだけ走っているのはもったいない様な車両と施設です。

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