沖縄都市モノレール、ゆいレール。
沖縄那覇空港駅と首里城の有る首里駅を結ぶ沖縄唯一の鉄道路線

車 両

1000系車両
 沖縄都市モノレール、ゆいレールと呼ばれ現在の沖縄では唯一の鉄道路線、開業は2003年の8月とモノレールで一番新しい路線になります、那覇空港駅から首里まで12.9Km、駅数は15駅で営業距離の割に多いですね、その間を27分で走ります。
車両は2両編成が12本、デイタイムは多少運転間隔に違いが有るようですがほぼ10分ヘッドの運転、通勤時間帯は6分間隔位の様です。
車両は1000系と呼ばれ車体長は14.7m、車体の幅は2.98mと他の跨座式モノレールとほぼ同サイズ、ただ2両編成で先頭部にRが有るため実際より短く見えてしまいます、電動機出力は一台100KW・・モノレール車両としてはハイパワーで起伏の多い路線に合わせての出力なのでしょうか、この時は時間の関係で乗ることは出来ませんでしたがバスの中からと空港で出発までの間に何とかカメラに納めることが出来ました。

  モノレール那覇空港駅、全ての駅は見られませんでしたが沿線から見た感じでは相対ホームと島式ホーム両方の駅があり島式の駅が多いような感じです、駅の大きさ・・長さから見て中間車をもう1両増結する事が可能な様に見えます。
島式の途中駅はレール部分までの屋根が無いのでかなり小さく見えました。 

 

左は那覇空港駅、右は首里駅です、那覇空港は島式ホーム、首里駅は相対式ホーム構造です。

レール、桁や架線の張り方などは多摩都市やリゾートラインモノレールと同じ構造と思われます、走行している車両を表から見ているとカーブでも多摩都市モノレールのような大きな減速はせずそのままの速度で走り抜けていく様に見られます、その代わりカーブでの車体の傾き(レールの傾き・・カントと呼ばれます)が大きく設定されている事が解りました、この辺りは東京モノレールに近い走り方をしていると思われます、多摩都市モノレールではカーブ区間でかなり減速するのでレールのカントは有ってもわずかで車体の傾きはあまり感じられません。


那覇空港駅に入ってくる1000系モノレール車両
路線は全線複線、運転はATC車上信号による手動運転、最高運転速度は60Km/hと見られますが多摩モノレールやリゾートラインの様なATOによる自動運転ではなくATCによる制限は有りますが加速減速のタイミングや加減は運転手に委ねられます、やはり全ての駅のホームには連動して開閉するドアが設置され新しいだけ有りバリアフリーかもしっかりされているとか。



モノレールの車内には乗ることが出来なかったので画像がありませんがシート構造は表から見た感じではロングシートと思われます。


那覇空港駅を出発するモノレール車両、昼間は概ね10分間隔で運転されていました。
車体の断面などは多摩都市モノレールとほぼ同じなのですが塗装や先頭車両のデザインの違いで間延びして見えません、地元を走る多摩都市モノレールの車両は前から見るとかなり縦長に見えてしまいます。

首里に向けて軽快に加速して行くモノレール車両、この辺りで最高速度に達していると思われます、ゴムタイヤの成せる技ですね、また沖縄に来る機会が有ったら今度は乗り心地も楽しみたいです、車内からの風景もアップ出来れば良いのですが・・。

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