大阪モノレール。
大阪高速鉄道
アルウェーグモノレールのギネス記録路線。


大阪モノレールで主力車両1000系。

大阪高速鉄道はアルウェーグ式モノレールの営業線として世界最長でギネスブックにも紹介されています。
大阪に行ったのはこのモノレールに乗ってみたいと言うのも目的の1つでした、蛍池から門真まで片道とちょっと程度の乗車なので大したレポートは出来ませんがちょこっと大阪モノレールのご紹介です。
車両型式は1000系を名乗りますが先頭車は1100型と1600型を名乗り中間車は1200型と1500を名乗ります、下二桁で編成のシリアル番号を表すと言う付け方、先頭車は車体長15.5m、中間車は14.6m、車体幅は2.98mと他のアルウェーグ式モノレールとほぼ同サイズ、2000系も同じサイズの模様、2000系も同じ様な車体番号の付け方をしている様で2100、2200、2500、2600となります。
車体番号の振り方から見て欠番の1300型1400型を後から増備し6両編成での運転も考えて有ると見られ、駅のホーム有効長も4両編成の路線にしては長くて十分に6両編成が停車出来るだけの長さが有ったのはその辺りを考えての事だった様です。
制御装置は1000系が界磁チョッパ制御で1台辺り80Kwの主電動機を制御、2000系ではVVVFインバーター制御で100Kwの主電動機を制御しています、モノレールとしてはハイパワーでしょうか、路線は起伏に富み勾配も多い事も有るでしょう。



大阪モノレールの主力1000系、番号から見て第2編成か、製造された時期によりデザインや塗装に違いが見られます。
左の画像は開業当初からの一次型と見られ車内は全てロングシートでした。
門真駅にて撮影。



下の画像の車両は増備型と見られますが車内はセミクロスシート、出入り口付近はロングシートで車体中央は転換型のクロスシートとなっていました。
万博記念公園で撮影した車両で阪大病院前行き、このカラーリングを見ると関東の京王線車両を思い浮かべてしまいます。

VVVFインバーター制御の2000系も居るのですが今回はお目にかかれませんでした、途中ですれ違っているかも知れませんが・・。

レールの構造、車体の構造は九州や多摩モノレールも同様ですがこちらの方が元祖ですね、車両の塗装やデザインの関係か多摩モノレールのように車体が縦長に感じることは感じませんでした。
1000系の運転台、マスコンとブレーキが1つになった右手操作の1ハンドルで保安装置はATC車上信号式、運転は手動で加減速のポイント、運転速度の制御は運転手に委ねられます。
駅は全て島式ホームのためか運転席は右側に設置して有ります。
制限は75Km/h程度と見られ通常70〜75Km/hで走行していました。
大阪モノレールはカーブの半径も緩やかでカントも大きく取ってあり速度制限も緩やかで減速せずに通過していきます。
このモノレールに乗っていて面白く思えたのは扉の開閉スイッチ、画像のツマミがそのスイッチで通常は真ん中の”切”の位置。
右にひねると”閉”で左にひねると”開”・・どちらもその中間45度の位置にブザー鳴動位置が有ります。
戸締めをするときはこのブザー位置で一旦止め車内のブザーを鳴らし乗客にドアが閉まる事を通知、乗降終了を確認し右にひねり切ると扉が閉まると言う具合。
開ける時には一気に左へひねるのでブザーは一瞬”プッ”となる程度でした。
ワンマン運転のためこの操作は運転手が行います。
多摩モノレールの扉開閉はボタンの操作で行っています。
モノレール車両からの前面展望、ロングシート車でも運転席後ろだけクロスになった車両も有りのんびりと前面展望が楽しめます、運転席が右側なので左の席が”鉄”な方にお勧め?。

路線は高低差が有り、かなり地面から高いところを走っています、特に高速道路沿いは高くなっています、上空を飛んでいる・・と言う感じか・・。

画像は万博記念公園駅、阪大病院前へ向かう路線が分かれています、駅構内のみ単線になっていました。
モノレールの分岐機・・鉄道の物と比べると大がかりに見えます、動きも大きいし。




モノレールの車内、車体幅はJRの通勤電車以上に広くゆとりが有ります。
シート構造は全ての車両を見た訳では有りませんが何種類かあり、運転席後ろを含めて全てロングシートの車両(画像上)、先頭車がロングシートで中間車がセミクロスシート(画像中)、全てセミクロスシートで転換式(画像下)とバリエーションが見られました。



写真上は門真から万博記念公園まで乗車した車両。





中は蛍池から門真まで乗った車両で運転席の後ろはクロスシート、前面展望が良好でしっかり確保(^^;;; 終点門真で車内撮影のためお客さんが下りるのを待って撮影・・運転手も私の撮影を待っていてくれました・・スイマセンです。f(^^;)
(折り返しのため引き上げ線に入る運用だったのです。)




下は万博記念公園で阪大病院前に行く車両を撮影したものです。
万博記念公園から阪大病院前までの路線は国際文化公演都市モノレールという名前が付いています、別会社扱いなのでしょうか?。


駅のホームは大体この様な構造、ホームは全て島式で防護柵は有りますがホームドアは無し、ドアの部分だけ開いています。

雨は降っていませんが駅構内のレールがびっしょり濡れています、恐らくクーラーのドレーンを走行中は車体に溜めておき、駅構内で扉の開閉時に連動して排出している物と見られます、路線の下は道路などが有り”垂れ流し”をするとマズイと思われますので。

この方法は湘南モノレールでも見られました、湘南モノレールはサフェージュ式なので駅構内での車体下になるところに専用のドレーン受けが有りました。
終点の門真駅、かなり規模の大きな駅となっていました、京阪電鉄本線との乗り替え駅でもあります。


終点門真に到着した列車は一旦中線に引き上げて折り返し、反対側ホームに入線します。
そうとは知らず私はお客さんが下車するのを待って車内の撮影をしたのですが運転手がその間待っていてくれました、それに気が付き直ぐに下車、列車はいそいそと引き上げて行きました。
有り難うございました。(^_^;)

見るとレールはまだこの先にも延びています、この先には車庫などは無く夜間の留置用でしょうか?・・それともまだ先まで延ばしギネス記録の更新?。
淀川(だと思います)にかかる橋、ちょっと変わった構造で遠くから見るときれいでした、空模様が悔やまれます、青空ならもっと映えるでしょう。


万博記念公園駅に展示して有ったギネスの認定証。
アルウェーグ方式のモノレール営業線として世界一の距離になりました、まだ延びる可能性もありますね。
現在23.8Kmの営業路線を持っています。(万博記念公園、坂大病院前の路線を含む)

サフェージュ(懸垂式)のモノレールでは関東の千葉都市モノレールがギネス記録となっています。
大阪モノレールの広告車両、他にも数編製見ましたが多摩モノレールの広告車両を見慣れた目にはとてもカラフル・・と言うより派手に見えてしまいます。


午前中の一時、蛍池から門真まで行き、帰りは途中万博記念公園にちょっと立ち寄っただけで千里中央までの区間を乗車しただけなのでこの程度のレポートしか出来ませんでした。
また大阪に行けるときが有ればもう少し色々な車両や走行風景、駅の外観なども撮影したい所です。

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