ドリームランドモノレールの遺跡。
東芝型と言う方式の跨座型モノレールでした。

ドリームランドモノレール、大船駅と遊園地を結ぶ交通機関として出来たのですがレールや橋脚の強度設計を誤り、逆にモノレール車両の重量が当初の設計より重くなってしまうと言う悪条件が重なったため、構造物の痛みが酷く安全性に問題が出て運行中止の命令が出てしまった・・本当の話かは定かでは有りませんが”乗客の重量”を計算に入れなかった・・と聞いた事があります。
その当時の写真を見ると切り妻型先頭車のちょっと小振りな車体が3両編成程度で走っていた様です、路線は起伏に富み山有り谷?有り切り通し有りと乗ってみたかった路線です。
この路線・・しばらくは廃止ではなく休止扱いだったのです、ですから鉄道路線の免許も有効で復活も考えられるのです・・・が、ドリーム交通の事業主が経営の立て直し中で資金繰りがたたず結局廃止手続きをとり
正式に廃止路線となりました、HSSTの計画も有ったのですが・・現在ではモノレールの施設は全て撤去され、その跡を散策するのは難しい状態の様です。

大船駅北側で見られた構造物です。
東海道線で下って行くと大船駅到着前の進行方向右側に途切れたモノレールのレールが見えます。
1964年に大船駅と遊園地のドリームランドを5200mの距離で結んでいたモノレールの構造物です。
以前は駅の建物も残っていた様ですが老朽化し危険になったため取り壊されレールだけが残り現在の様な状態に。
現在はドリーム交通が管理する駐車場になっている?。
レール末端にある車止め、まだバッファーは機能しそうな雰囲気があります。
架線を固定してあった金具の跡が白く残って見えます、架線を取り外したのはかなり後になってからとの事。
錆びた架線が落下する恐れが出て、それを取り外す為に作業用車両を新制したと言う話です。
橋脚・・確かに細く感じます、亀裂が生じたのか補修した跡らしき物も見られます。
大船駅を出ると直ぐに左へカーブし川を渡ります、この桁は鋼製ですね。
レールの太さは他の都市モノレールより2割ほど細い様に見受けられます。
上の桁を反対側から大船駅方向を見た物、やはり橋脚が心細く見えます。
川を渡り左から右へ画像の真ん中、丁度草が茂っている所をレールが走ります、壁面にはまだうっすらとドリームランドモノレールの文字が見えます。
既に木が生い茂りレールが見えない所も・・。
同じ色になってしまい見づらいですが画像中央にレールと橋脚が見えます、木々の間から突然レールが生えてきた様な状態に・・。

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