千葉都市モノレール。
サフェージュ式のギネス記録路線

車 両

現在の主力1000系
千葉都市モノレールは平成13年6月にサフェージュ式(懸垂型)モノレールとして営業キロの長さでギネス記録を認定されています。
1号線が千葉みなと駅〜県庁前までの延長3.2km、2号線は千葉駅〜千城台までの延長12.0km、それと共に現在県庁前駅〜中央博物館・市立病院前駅(駅名は現在仮称)を延長工事中で約3.6km延びる予定です。
運転間隔はラッシュ時3〜8分、日中は10分、早朝深夜は15〜20分のパターン、通常は2両編成での運転ですがラッシュ時には重連となり4両編成で運用されています。
千葉みなとを出発する1000系、普通の鉄道車両を逆さまにした様なデザインです、車体は長さ15.4m、幅は2.58m、幅はアルウェーグ式モノレールに比べると狭くなっています、主電動機は65Kw、制御方式はカム軸による抵抗制御とオーソドックスなタイプ、ブレーキは発電ブレーキ付き全電気指令式。
1000系の運転台、マスコンとブレーキが1つになった右手操作の1ハンドル、モノレールも鉄道の1つなので運転機器も一般の物と変わりません。
保安装置はATC車上信号式、加減速のポイント、運転速度の制御は運転手に委ねられますがで駅の進入などで速度が制限を超した場合は自動的にブレーキがかかり減速します。

制限は65Km/h程度と見られ通常60Km/h程度で走行しています。(設計速度は80Km/h)
湘南モノレールの走りを経験していると少し物足りないかも知れません。(^^;)

車体下側の角にある案内輪、横からの強風などで車体が斜めになった状態でホームに入るとき、ホーム端面との接触を和らげます。
あまり活躍をして欲しくない車輪ですがよく見ると擦れた跡が見えますね。
1000系の客室、車体幅は2.6m弱と狭く懸垂型なので車体の揺れを考慮し下側がすぼまった断面、座席は全てロングシートになっています。

連結面に貫通路は有りますが乗客は非常時以外通行禁止扱いになっています。
台車部分を撮影してみました、主電動機の一部と案内輪、台車の一部が見えます。

案内輪の横に見えるレール状の物は帰線側(負極)の架線です、+側(正極)の架線はレールの真上に設置してあります、架線電圧は直流1500V。
車体の連結面、棒状連結器で半永久連結、車体間の横揺れ防止用にローリングダンパ(オイルダンパ)が取り付けてあります。
速度も低いこともあり大きな揺れは感じません。
レールなどの構造物は他のモノレールに比べ大規模に見えます、跨座型(アルウェーグ型)に比べて最小通過半径などは小さく出来、半径50m程度のカーブでも通過出来るそうです。
同じサフェージュ式の湘南モノレールよりかなり高い位置を走っています、走行用レールが車体より上なのでレールだけを見ていると余計に高く感じられます。
駅は基本的に相対型のホーム、上にあるレールまでカバーするためどうしても大きな構造になってしまいます。

次回訪れた時は沿線の風景も撮影し追加UPをしていきたいと思います。

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