またもや行ってしまいました北海道!!
(今度も鉄道1人旅)

線路は続くよ何処までも・・北海道らしい風景ですね。(^^)
プロローグ・・かな?
2000年8月末と2001年の5月から6月にかけて鉄道利用で出かけた北海道、あれからもう4年が経とうとしていました、その時は往復共に夜行列車を利用したため車窓の殆どは夜の闇・・鉄道関連のビデオを見るととても景色の良い所を走っているのが解り昼間に津軽海峡を越してみたいと言う気持ちに・・また十勝のgoさんにも会いたい・・冬の激寒期に同じページに集うお仲間さんが真冬の北海道をgoさんの案内楽しんで来られた模様・・私には廃線跡を訪ねるツアーを考えているとのお言葉で旅心に火が点いてしまいました・・でちょっと財布には無理をさせましたが通算5回目の北海道行きとなりました。
2000年夏と2001年に使った北海道フリー切符を今回も利用・・、ただ東北新幹線が八戸まで開業した関係で盛岡から八戸間が第三セクター化されてしまいその関係で以前の33500円から35700円に少し値上がりしました、有効期間は5日間と7日間が有りましたが5日間のみの設定に・・しかし東京から北海道までの往復と、北海道のJRは特急急行の指定席まで乗り放題のこの切符は乗り得な切符に違いは有りません。

今回は明るい内に津軽海峡線や函館本線などの車窓を楽しみたいので全て昼間の特急を利用、目的地までは約13時間の旅になります、それでも夜行の北斗星を利用するより5時間近くも早い・・流石に新幹線の威力は凄い物です。
出発は6月16日の朝、地元駅を6時37分発の通勤ライナーにて出発、東京までゆったり座っていけます、東京からは初めて乗る”はやて”の八戸行き、八戸からはこれも今回初めての”白鳥”で青森で向きを変え青函トンネルをくぐり函館まで、函館からは”スーパー北斗”で南千歳まで、この列車も初めての乗車、南千歳からは前回はスーパー十勝でしたが今回は”スーパーおおぞら”で十勝は帯広までの移動となりました。
今回は友人宅にお邪魔するため寝間着代わりの衣服を持ったのでちょっと荷物もかさばり気味・・後はお馴染み旅のお供のリブレット(小型パソコン)、電源、洗面道具、端末は控えめに、MDレコーダー、デジタルカメラ・・そして今回は飛び道具のオモチャは無し・・。(^^;
では出発!!。


※ページは画像が多いため表示に時間がかかる場合があります。

自宅を6時20分に自転車で出発、駐輪場で連泊する事を伝え料金を支払う・・。
当初はもう一方の最寄り駅を使う予定だったのですがそうなると通常の通勤電車利用に、確か通勤ライナーがその時間帯に有ったはずと調べ直したら6時37分発とドンピシャの時間に有りました、以前は新宿までの運転でしたが今は東京まで乗り入れてくれるので背負った荷物も気にせずにゆったり座っていけます。
今回の第1ランナーはこの通勤青梅ライナー、かなりの人気で左画像の様に90パーセント以上の乗車率、その半分程度の方は途中新宿で下車していきました、東京には7時40分に到着、はやての発車15分前となかなか具合が良い時間帯です、心配だったのは時々発生する”事故”ですね・・。(^^;)
別料金はかかりますが荷物で他の方に迷惑をかけることもなく安心出来るのも良いです。
通勤ライナーとして乗車したJR東日本257系特急型車両中央線のあずさとかいじに使用されています。 手売りのライナー券には座席番号が指定されています、ご覧のようにほぼ満席状態、人気がありますね。

画像は途中駅立川にて、立川からも乗車できます。
ちょこっとメモ、この257系特急車両はあずさとかいじ用に増備されスーパーあずさと共に中央線特急の主力となっています。
その後房総方面への特急用にも同じ型式で増備され、それまで使われてきた特急用車両183系や189系に替わり運転されています。
房総方面用の車体は現在運転されているビューシリーズ房総特急255系と同じように黄色と青をメインにされています、確か菜の花と海をイメージした色だった様な・・。
現在では標準的になったインバーター制御車で床下機器のコンパクト化により空調装置も床下に設置、そのため屋根上はスッキリしています。

今回の旅第2ランナーは東北新幹線”はやて3号”二人がけシートの窓側が取れました、秋田行きの”こまち号”を併結して走りますが東北新幹線の列車でも最速を誇り、停車駅も少ない速達タイプの列車になります。
”はやて号”を利用するのは今回が初めてで以前に利用したときはまだ”やまびこ”の盛岡まででした・・東京から八戸までを3時間4分で走破・・、朝食を食べて来なかったのでサンドイッチとコーヒーで車窓を楽しみながら朝食です、その車窓も東北に入るとトンネルが多くなります。
はやて3号のE2系新幹線車両、東京寄りになります。
E2系にも種類があり最高運転速度が異なります、この”はやて”に使用される車両は最高速度275Kmで走行します、ただ併結する相手により制限がかかる事も。
こちらは”こまち号”のE3系、ミニ新幹線規格の車両、そのため車体幅は在来線特急と同じになります、意外なのは”はやて”のE2系より背が高いのです、でも最高速度は275Kmでの走行が可能な車両です。

E2系とE3系の併結部分、この状態で途中盛岡まで一緒に走ります、以前は”やまびこ”が盛岡までの運転でこまち号のみ秋田に向けて出発しましたが今ではこまち号発車、切り離し後にはやて号が八戸に向けて発車していきます。 画像は大宮を出発して速度を上げている所・・建物の数が凄いですね、曇り空なのが残念・・天気は北に向けて良くなっていく模様なのですが。
これから北に進むにつれ緑が増え建物が減っていくのでしょう。
列車はインバーターの軽い発振音と共に滑らかに加速・・最高運転速度になつてもさほど速度感を感じません。

第3ランナーは東北線485系による”白鳥3号”、はやての営業開始とともに盛岡発着の”はつかり”からバトンを引き継いで八戸から青函トンネルをくぐり函館まで運転される列車としてこの列車も窓側シートが取れました・・スーパー白鳥ならば新型車に乗れたのですがちょっと残念。
3号の番号は”はやて3号”からの連絡列車を表しているのでしょう、乗った車両は4年前に盛岡から利用したはつかりと同じ485系3000番台車、旧国鉄からの特急車両をリニューアルしたもので車内は新車並となりました、車体も先頭車デザイン、塗色も一新・・改良はされていますが走り装置・・メカニズムは昔ながらの方式・・。
乗り継ぎ時間は10分ですが駅がコンパクトなため十分な時間です、新幹線が青森まで伸びた場合この八戸駅は通過駅になり東北線もまた第三セクター化されてしまうのでしょう。
1
今回で3回目の乗車、485系3000番台車、あれから4年経ちますが良く整備されていてきれいです。
先頭部のディスプレイには列車名と白鳥の絵柄から交互に表示されます、LEDの表示装置ならではですね。
1時10分・・定刻に八戸駅を出発、抵抗制御の車両なのでノッチの進段と共に軽いショックを感じながら加速していきます。
函館には14時19分着でまた3時間ちょっとの旅になりますが途中青森までは1時間・・早くなった物です。
485系3000番台車の客室・・今回は青森寄りの先頭車に乗車、半室はグリーン席になっています。
荷物棚に何やら機器(画像左側クリーム色の箱)が追加されていました、どうも空気清浄装置の様な感じでした、先頭車なのでモーターの唸りもなく静かなのですが私にはちょっと物足りない・・?(^_^;)。
国鉄時代の名残か途中通過した無人駅のホームが長い・・、
今では2〜3両の701系ローカル列車が止まる程度だと思います。
こちらは100Km/hを越す速度で通過・・青森を目指します。
車内販売のコーヒーを購入、最近は列車内でドリップしているとかで美味しくなりました、お弁当類も品数が増え選択肢が増えましたがその分種類により数量が少なく人気の弁当は売り切れになりやすいですね。
水田が目立つようになりましたがそれでも家は多く見られます、初夏の東北路・・列車は軽快に走っていきます。
野辺地駅・・丁度この画像辺りに南部縦貫鉄道の駅舎やホームが有ったはずなのですが線路と共に撤去されてしまい寂しい状態になっていました、もう少し何か面影が残っているかなと思いましたが・・。 白鳥の車窓から見えた太平洋、夜行列車では楽しむことの出来ない風景です、水平線が少し傾いているのはご愛敬・・・(^^ゞ
八戸から約1時間で青森到着・・、乗り換え時間を含めても4時間30分以内に東京から来ることの出来る距離になってしまいました。
列車はここで進行方向を変えます、と言うことは私の席は山側になってしまい海を眺めることが出来なくなってしまいました・・残念。
青森で向きを変え発車した列車はしばらく津軽線を走ります、元はローカル線でしたが海峡線との兼用区間は電化され路盤なども強化されました、JR東日本とJR北海道の接続駅である蟹田駅を過ぎて少し走ると細いレールが分岐していきます、本来の津軽線です。
列車は海峡線に入り速度も上がります、本州側の津軽海峡トンネル入り口には見物用の公演が有ります、今までは夜間の通過だったので車窓から見ることは出来ませんでしたが昼間でも速度が速いためごく一瞬の出来事でした、この直後列車は青函トンネルに入ります。
客車列車とは違い電車は青函トンネル内のみ特例で140Km/hでの走行が認められています、まあ飛び出してくる物も無いですし・・ただ比較する物もなくあまり速度感は有りません。
青函トンネル特有の走行音が響き途中吉岡海底駅と竜飛海底駅に停車しながらも30分かからずに青函トンネルを抜けついに北海道へ足を踏み入れました、夜間では解らなかったのですが結構民家が見えます、気のせいかも知れませんが何か空気が違うような・・道路の路肩を示す矢印が北海道らしさ?。
白鳥3号は定刻に函館駅に滑り込みます。

第4ランナーはいよいよ北海道の特急”スーパー北斗13号”に乗り換えです、車両はキハ281系・・カーブを減速無しで通過出来るよう振り子機能を備えた車両で高出力のエンジンと相まって函館札幌間の所要時間を大幅に縮めることが出来た車両です。
この車両の改良型キハ283系には4年前にスーパー十勝として乗っていますが、この281系気動車は今回初の乗車になります、さてどんな走りを見せてくれるのか・・やはり窓側の席を確保していたのですがまた山側に・・。
函館を14時26分の定刻に発車、南千歳までまた3時間弱の旅になります、床下からは”ズァ〜・・”と言う感じのパワフルなエンジン音が響き加速していきます、変速制御は自動ですが何となくマニュアルミッションの観光バスに乗っている様な感じに・・。
函館駅で出発を待つスーパー北斗13号、キハ281系特急型気動車。
全面の貫通扉にはガラス窓があり前景が楽しめる簡易展望コーナーになっています、運転開始当初はかなり賑わったそうな。
キハ281系の客室内、特急車両としてオーソドックスな作りになっています、函館を14時26分に発車・・南千歳には17時19分着・・また3時間ほどの乗車となります、札幌まではあと30分程度走ります。
ちょこっとメモ、このキハ281系はJR四国の振り子タイプ気動車2000系特急車を参考にしてを1992年に試作車が登場し走行試験を行いました、振り子機能の採用が北海道の路線でも有効であることが試運転の結果確認されて1994年より量産、函館〜札幌間を走る特急”スーパー北斗”として運転、運行速度の高速化・・所要時間の大幅短縮が実現されました、それまで4時間以上かかっていた所が列車によっては1時間近くも短縮されたとか・・。
ただやはり北海道の気候にはそのまま同じ構造では導入出来ず振り子装置も暖地で主に使用されているコロ式では無く雪の入り込みを防げる曲線ベアリングガイド式を採用するなど工夫がされています、パウダースノーは思わぬ隙間にも入り込みトラブルの元になるそうです。
登場当初は先頭車の横にHEAT281・・と書かれていたのですが現在はFurico281・・になっています、機関出力は355馬力の物を1両に2台搭載し変速装置は変速1段、直結3段の4段変速、昔の気動車が変速1段と直結1段に比べ機関出力の有効利用が出来ます。
最高運転速度は130Km/h、振り子の傾斜角度は5度、制御付き自然振り子でカーブ手前よりシリンダーの作用で傾斜のきっかけを作りスムーズな振り子動作を行います、カーブより出る時にも制御され初期の振り子車で見られた急激な振り戻しが出ないよになっています。
海では有りません、大沼公園駅付近から見たこちらは小沼です、天気が良くなくて残念・・青空バックなら映える景色でしょうね。
左の画像・・停車中に窓から前後を撮影してみたのですが・・これ駅です、駅名は見そびれましたが確か姫川と言っていた様な・・列車交換・・列車のすれ違いが出来る駅です。
もちろん無人駅、一日にどの程度の利用客が有るのかしら・・列車交換のためのポイント操作はCTCにより遠隔操作されています。
函館本線の森駅を出発し海側の窓から見た太平洋、私の席の通路側には乗客が無く海側の席も空いていたのでちょっと移動して海側の車窓も楽しめました、やはり風景の良い所を走っていたのですね・・。
天気も良くなり・・と言うか良い所まで移動してきた・・の方が合っているかな?、久しぶりに見た青空です。

体を動かしていないのですが新幹線でサンドイッチを食べたきり・・流石にお腹が空いてきました、しかし夜は北海道の海の幸を食べると思われるので軽く済ませたい・・車内販売の方にサンドイッチが無いか聞いたらわざわざ他のワゴンまで行って持ってきてくれました、しかしそのサンドイッチを見て驚いた・・挟まっている具とそのボリューム・・北海道はサンドイッチもボリューム満点でした、しかも美味しい・・ちょっと食べ過ぎかなぁ、しっかり満腹に。
これぞ北海道の路線・・と言う風景、線路が真っ直ぐ延びています、この画像は先頭車の貫通扉にある窓から撮影、この様な感じで130Km/hの走行風景を楽しめます、左側の貨物列車を牽引している機関車はDF200と言う北海道用に開発された大型の電気式ディーゼル機関車です、やはり北海道まで来ないとその姿を見ることは出来ませんね。 281系気動車はカーブで車体を傾斜させて遠心力をうち消すと言う振り子機能を持つ車両ですがこの位傾いて走ります、この画像は既にカーブの終わり付近なので少し戻っているかも知れません、元々カーブの半径も大きめで線路条件も良いのですがカーブでも減速無しで走り抜けます、120Kまで速度が落ちると再加速し130Kまで引っ張る・・そんな走り方をしていました。
対向列車は183系気動車の”北斗”と思われます。
北海道の代表的な車両、キハ40とキハ150・・キハ40は旧国鉄時代に作られた車両でそれまでの180馬力機関より出力の高い220馬力機関を搭載しましたが車体重量も増えてしまいかえって重量当たりの出力が低くなってしまったとか・・そのため起動から中間加速がちょっと怠い状態に、北海道以外にもキハ40系は活躍していますが北海道は激寒地仕様になっています。
キハ150は前回の北海道旅行でも紹介しましたが新系列の気動車で軽い車体に450馬力の高出力機関を搭載し北海道各地で活躍しています
スーパー北斗13号は定刻通り順調に走り登別へ到着、登別と言うと温泉と共に熊牧場と言う言葉が思い浮かびます、確か修学旅行で立ち寄った事が有った様な・・ホームには熊の顔を彫刻した案内看板が有りました、撮影を試みましたが列車の加速が良く流れてしまいました・・流石1両に355馬力機関を2台積んでいるだけのことは有ります。
列車は定刻に南千歳に滑り込みます、札幌まで足を伸ばしたい所ですがそうすると帯広方面に向かうおおぞらの発車に間に合いません。

第5ランナーは”スーパーおおぞら9号”、始発駅の札幌から乗りたい所ですがスーパー北斗が札幌に到着する前に発車してしまうので南千歳での乗り換えになります。
南千歳は元千歳空港駅・・空港のアクセス駅でしたが千歳空港が少し移転したので新たに駅を設置、今までの千歳空港駅は南千歳と改称されました、まだこの駅が空港最寄り駅だった頃に利用したことも有ります。
”スーパーおおぞら”はキハ283気動車を用いた列車、この型式には4年前に”スーパー十勝”として乗車していますがその時はポイント故障の影響でかなり遅れての発車でした、”スーパー北斗”の281系と似たデザインですがライトの取り付け位置等が外観上の違いになります、メカニズム的にも281系の改良・・進歩発展型になるでしょう。

ちょこっとメモ、キハ283系はスーパー北斗の281系の後継機種になり細かい改良がされています、振り子装置の構造も同じですが振り子角度が5度から6度になり、台車も台車の車軸がカーブに合わせてステアリングする自己操舵台車となりました、機関出力は355馬力の物を1両に2台搭載と同じですが変速装置は変速1段、直結4段の5段変速となり高速時の機関回転数を抑えているような感じです。
最高運転速度は130Km/hと同じ、振り子の作用も制御付き自然振り子ですが281系より滑らかに感じるのは気のせいか・・281系では屋根に設置されていた空調装置なども床下に移り屋根上はスッキリ、振り子の回転中心も281系に比べ400mm下げて有るのも振り子作用が滑らかに感じる要因になっていると思われます。
281系、283系共に車輪の直径が標準的な860mmより小さく820mmの物を採用し重心を少しでも下げると言う工夫がされています。
今回2度目の乗車になるキハ283系、約40分の待ち合わせでしたが定刻18時02分に発車、一気に加速し千歳線から離れ石勝線に入って行きます。


現在列車がどの辺りを走っているかを時々ピクトで表しています、ただこの後上り列車の遅れから定刻にすれ違いが出来ず、こちらの列車も遅れてしまい遅れたら列車のマークが消えてしまい行方不明に・・。(^^ゞ 283系の客室内、振り子車両は車体が傾斜する関係で地上施設と干渉しないように上下共に絞ってある事が多いのですがキハ281系、283系はあまり絞りが目立ちません、デザインの成せる技なのでしょうか。

ちょこっとメモ、車両と地上施設はお互いにぶつかったりしない様に取り決めが有ります、車両の方は”車両限界”と言いいかなる場合でも車体はその限界を超してしまう事は許されず、地上施設も”建築限界”と言う枠を越して車両の走る線路側にはみ出す事は許されません、お互いの限界には隙間が有り走行中にぶつからない様になっています、その限界を調べる専用の測定車両も有るのです。


南千歳ではちょっと待ち合わせ時間が有りましたが北海道では短い方?、18時も過ぎて日も大分西に傾いて来ました・・高圧線と鉄塔がちょっと目障りですが緑の中を軽快に飛ばしていきます。 時間通りに走ってきたスーパーおおぞら号ですが単線区間の辛いところで上り列車との列車交換・・すれ違いが出来るように設けられた信号所(駅では無いので乗り降りの出来る施設は有りません)で上り列車がダイヤから遅れてしまうとこちらも出発出来ず遅れてしまいます、この画像はその信号所ですが周りは熊が出てきそうな林・・もちろん人も居ません、ポイントは遠く離れた所から遠隔操作されています、この石勝線は新しい路線ですが古くから有る路線では昔は信号所に係員の詰め所有り列車が来る度にポイント操作していたのでしょう、しかも激寒地の北海道・・過酷な作業だったと思われます。

列車内の案内放送では10分の遅れ・・と伝えていましたが上り列車の遅れはそれ以上になっている気がして愛用の電話機がエリアに入ったときに出迎えてくれる友人goさんに”15分の遅れをもって運航中・・”と連絡、目的地に近づく頃には日もしっかり暮れて月明かりが・・そんな中少しでも遅れを取り戻そうと最高運転速度で飛ばします、でもロングレールのため速度感は少な走行用機関の唸りが聞こえて来るのみ・・通過駅でのポイント通過時にその速度を知ることが出来ます、途中停車駅ではこの列車に接続しているローカル列車も既に発車時間が過ぎていていますが乗り換え客を待ち接続を取っての発車・・車内ではその辺りのの案内もされていました。
結局遅れを取り戻すことは出来ず定刻では19時45分到着に対し私の予想通り15分の遅れで目的地十勝は帯広駅に滑り込みました、4年ぶりに来たのですがそんな感じはせず改札を抜ける・・ここでフリー切符の”行き”は効力を失い回収されます、自宅を出発して約13時間半、鉄道の営業距離にして1383.6Km・・何だかあっけなく着いてしまった感覚です。
改札を出て友人goさんを探す・・探すまでもなくその背の高さで直ぐに発見、挨拶とともにがっちり握手・・本当に4年ぶりにお会いしたと言う感じがしません、旅の雑談をしながら彼の愛車で一旦ご自宅へ・・荷物を置いて食事へ向かう事に。
  
新鮮な海の幸と好物の鳥肉・・他に蛤の酒蒸しなどを頂く・・飲み物はビールではなくサワーを注文、改めて乾杯して久しぶりの再会を祝う・・相変わらず羨ましい姿のgoさん・・しばしオジサンは見とれてしまう?・・(^^;;;;

彼お勧めのお店で新鮮な海の幸を頂く・・実際にはもっと食べたのですがお話に夢中になってしまい撮影を忘れたり・・北海道は何を食べても美味しい・・ただスーパー北斗で食べたボリューム満点のサンドイッチがまだ残っていたのか思っていたほど食べられなかったのがちょっと残念。
グラスを傾けながらの談笑にアッという間に時間も過ぎのんびりとgoさんのご自宅へ戻る・・なんだかんだと雑談していたら3時・・布団に横になったら窓の外がうっすらと明るくなっている、流石に夜明けが早いなぁ・・と思っていたら一気に夢の中へ・・旅の長い一日目が無事に終わりました。


2日目へ