行って来ました北海道、今度は1人旅。(6)

朝食を取りそびれ、食事をするにも列車の発車時間が迫って来ているので昨日食べた豚丼専門店のテイクアウトを購入、列車の中で食べる事にしました。
今回は普通盛りの豚丼、香ばしい香りが・・。

列車はおおぞら号、キハ183系特急型気動車、この車両は色々なバリエーションが有り登場当時は赤とクリームの通称国鉄特急色で先頭車の形状も運転台が高く非貫通タイプでした。
エンジンもそれまでのキハ80系特急より比べ物にならない程の大出力となり、到達時間短縮に威力を発揮しました。

指定された座席に落ち着き発車を待つ・・やはりちょっと寂しい・・。
ホームの反対側にはローカルのキハ40系・・と第三セクターの北海道ちほく高原鉄道の軽快型気動車・・この2両は連結して協調運転が出来るのです、途中池田でJR車両に併結してここ帯広まで乗り入れてきます。

程なく私を乗せた気動車のエンジンが唸り静かに帯広駅を出発しました。
前回は逆コースながら新型のキハ283系に乗れたので良い比較が出来るでしょう。

このディーゼルカーは大馬力のエンジンを1台搭載し振り子機能は有りませんのでカーブの通過速度は283系より抑えられてしまいますが、大馬力エンジンの実力を発揮しグイグイ加速していきます、ただ加速途中で”フッ”とエンジンが息を付く時が有り不思議な感覚です、変速ショックを押さえるために一瞬燃料カットをしているのかも知れません、これは再力行に入ったときも感じました。
室内は登場当初から改造され、シートなども283系と同じ様に丹頂鶴をイメージしています、シート背もたれの赤い部分がアクセントに。

列車は芽室を離れ私の電話機のエリアからもしばらく離れます、スーパーとかちに乗ったときのような豪快な走りはしませんがコンスタントに軽快に駆けていく183系気動車おおぞら号、一路札幌を目指します。



183系特急気動車、この系列は製造時期、改造、最高運転速度によりバリエーション(番台分け)が多数有ります。
登場当初の先頭車は非貫通形・高運転台となっていて先頭形状が直線的なデザインでまとめられていてそれまでの車両とは独特の外観となっていました。(試作と0番台)
先頭車はDMF15HSA(220PS/1600rpm)機関を1台搭載していました、後に最高速度UPの為に 機関を420PS(2000rpm)のN-DMF13HZCに積み替えるなどの改造を受けています。
中間車は同じ機関を2台搭載、グリーン車はサービス電源用の機関を積むため走行用は1台搭載されています、共に最高速度の向上に対して上記の大出力の機関に交換されています。
運用の拡大で先頭車が不足し中間車を先頭車に改造したり画像のように当初から貫通タイプの先頭車として製造された物など細かく分けたらかなりの数になります。


列車は快適に走り定刻には札幌へ、ここで今回初めての方と会うことに・・私の家の近くにお住まいの”たつさん”と言う方が”ゲームのメモ帳”と言うページをお持ちなのですが、その掲示板に書き込みをされている”ぴょんたさん”がここ札幌にお住まいとか・・そこで北斗星の発車時間まで数時間程ですがお会いすることになっていたのです。
札幌駅を出て電話端末メールのやりとりにてお車を発見、無事合流する事が出来ました、以前からメールで”何処か近くで行きたい所が有れば・・”と伺っていたので”大倉山のジャンプ台を見てみたい・・”とリクエストをお願いしておきました。

 

さて、初めてお会いした”ぴょんたさん”ハンドルネームとは逆にガッチリとした体格の良い方でした、さっそく車にお邪魔をして大倉山のジャンプ台へ、ここは札幌オリンピックで日の丸飛行隊が活躍したその当時の90m級(今のラージヒル)ジャンプ台です。
なんとこのジャンプ台にある売店にぴょんたさんの身内の方が働いているとかで、リフトの券をいただいたり、ソフトクリームをご馳走になってしまいました。
そのソフトクリームですが大サービスとの事で通常の2倍の大きさ・・美味しいのですが暑い日だったのでゆっくり味わっている間が無く食べるのと溶けるのが競争に・・。(^^;)
ソフトクリームをお腹に収め、リフトでジャンプのスタート地点まで上って見ました。

 

途中ランディングバーン(と言うのかな?)に原田選手が記録したジャンプ台の最長不到距離を示す看板が・・飛び出し部分は思ったより下り勾配になっているのですね、ここから80Km/h以上の速度で飛び出すのですからちょっとのタイミングズレが飛距離に影響するわけです。

 

スタート地点から下を見ると・・私は高所恐怖症ではないですがやはり何かムズムズしますね、ここから滑り降り札幌の町に向かって飛んでいく・・そんな感覚でしょうか・・。
この後にジャンプにや冬季オリンピックに関係する物を展示した記念館へ、ジャンプのシミュレーター(残念ながら当日分の受付は終了、実際に少し落下し風も当たると言う物らしいです。)やジャンプを元にした簡単なゲーム、ボブスレーの疑似体験などのコーナーも有ります、私はバイアスロンの射撃を試してみました、本来は距離競技のシミュレーションを体験した後に撃つのだそうですが私は射撃だけ・・だって疲れそう。(^^;)
さて、一通り楽しませていただき列車の時間までファミレスでお喋り・・車とゲームがご趣味だそうで・・時間があまり取れず忙しい思いをさせてしまいましたがぴょんたさん、楽しい一時を有り難うございました、札幌駅まで送っていただき、またお会いできる事を楽しみにして握手をしてお別れです。



北斗星に乗り替え、いよいよ帰路に。