この局はなかなかお目にかかれません。
GPS同期基準信号発信機能を備えたの基地局。

北海道で見つけたレア?な
WILLCOMのCS(基地局)です。

2000年8月の末にインターネットにて知り合ったメンバーと共に、これまたインターネットで知り合えた北国北海道に住む方の地元へ押しかけてしまったのですが、車で走行中にこの奇妙なDDIポケット(現WILLCOM)基地局を見つけてしまいました。
このメンバーはPHS関連のページを持ったり情報交換などで掲示板書き込みに参加しいてる方ばかりだったので
話が盛り上がる・・、わざわざ車をUターンさせて基地と局直下に停車、車の中から怪しげな面々が飛び出して撮影する者、基地局談義をする者等々・・(^^ゞ。

その基地局の本体はクッキー缶型に似たタイプが水平に設置されています、しかしアンテナの真ん中のエレメントには普段見慣れない物が付いていました。





その後気を付けて見ていたら時々目にするようになりました、でも確かに絶対数は少ないですね。


一番上の画像では角度の関係で見えませんが、左の画像ではいつもの4本アンテナの下、RFスイッチの下にもう1本短めのアンテナが付いています。
すぐ下に20mWクラスの基地局本体の様な箱が見られます、取り付け方が違う物の、同じように500mW基地局に20mW程度の小型基地局を取り付ける例は私の地元でも見られます。
おもしろいのは5本目の真ん中に有るエレメント、通常ビルの上などで他に基地局アンテナより高い構造物が無い場合に避雷針として真ん中にエレメントを付けるのですが、このエレメントの先端に見慣れない物が取り付けて有ります。(コレナンジャロ?)
ケーブルも接続されていてこれ実はこれGPSの受信アンテナ、WILLCOMの基地局は全て電波の位相が同じになるよう同期がかけられています、GPSからの基準信号が元になっているとのことなのでその信号を受信する役目も担っているのでしょう。

また、下の画像では一番左にあるアンテナエレメント、そのブームとの付け根に3色のカラーテープが巻いてありますが、これは第1アンテナと呼ばれるそうで、通話にも使いますが制御系の信号はこのアンテナで送受信するとのことです、現在サービスされているパケットによる通信もこのアンテナを利用して行われている物と思われます。


こちらは東京調布で見つけたビル設置の局、GPSからの高精度の電波を中央の円錐型アンテナで受信し近辺の基地局にその電波を元に作られた基準同期信号を送る働きをする機能を兼ね備えた基地局です、この角度からは見えませんが同期信号発信用のアンテナを備えています。
私の地元・・からは少し離れますが鉄道で移動中に見つけました、どの程度の間隔で設置されているかは解りませんがなかなかお目にかかれない基地局です。
同期信号発信用アンテナは残念ながら影に隠れて見えません。

上の3枚は那須へ出かけた時にたまたま見つけたマスター局、この辺り一帯にGPS衛星から受けた電波を元にして同期用基準信号を発信している物と見られます、道路から一段奥にある元駐車場と思われる用地の角に有り、那須で見つけた他の局と同じ様に支柱が濃い茶色に塗られています。
しかし下の方を見て驚きました・・左の画像の様に電源のブレーカーボックスが開いています、ブレーカー自体は切れていませんがちょっと問題ですね、脚立か何か無いと届かない所だし車には家族と知人が乗って待っていたので長居は出来ずその場を離れました。
内部や蓋の内側が汚れていない所から見て開けられてから時間は経っていない物と見られます。

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