アダプティブアレー基地局G3タイプ。
自立柱、ビル設置4本エレメントアンテナ

(含むスタック型)

WILLCOMのCS(基地局)でG3(Generation-3)タイプと呼ばれる自立型。
4本有るエレメント(アンテナの素子)が今までの物より2倍ほど長く、アダプティブアレイ機能を採用した基地局です。
画像のアンテナは山沿いの道路脇に有りました。
結構山に近いのですが着実にエリアが広がっている事を実感しました。



高感度コーリニア型のアンテナでエレメントが今までの物より長い分感度、効率が良く、親局の出力としては300mW程度に抑えて有るとか。
(エレメントが長くなり重くなった為かブームに補強用のステイが斜めに追加されています。)
しかしアンテナの性能で守備範囲は変わらず、アダプティブアレイ機能の特徴でもある通話中の端末に向けて指向性を持たせ電波を絞って飛ばしてきます。
端末が移動していても追いかけて電波を飛ばしてくれるのでより一層安定した通話、通信が行えます。





下の画像はそのCS本体、とてもコンパクトで大きさは従来タイプの半分以下(クッキー缶タイプと比較)になっています。
このタイプも京セラ、エヌテクス等複数のメーカーが同じ外観で製作しているため外観で見分けるのは困難、製造銘板を見るしかないようです。

高速道路沿いのビルにも同じタイプのアンテナが見られ、高速道路のエリア化と安定した通話にその性能を発揮している物と見られます。


上の自立型と同じG3タイプでアンテナエレメントも同じ物ですが、ビル設置型は通常型と同じ様にアンテナエレメントの間隔が狭い物が見られます。
それでも補強用のステーが見られますね。
この場所には以前通常タイプのアンテナが有りました、出世したのでしょう。(^^;)

コーリニアアンテナのビル設置型ですが画像では解らないもののエレメントが黒っぽく塗装され一見N社のアンテナの様にも見えます。
新宿で見つけたのですが他にも同じように黒っぽいDDIポケットのアンテナが見られます、景観を配慮した物でしょうか?。
ステーやブームも塗装してありどちらかというと濃い茶色と見られます。
ちょっと気になるのはアンテナの右下に半分ほど隠れている物、パネル型アンテナの1ブロックの様に見えてしまいますが・・。

こちらも既に紹介されている高感度アンテナを用いた基地局ですが私の勤める会社の隣にあるマンションに設置されていました。
以前は北側に有った事業所の屋上に1局有ったのですが土地を譲渡し取り壊されたため基地局も撤去されてしまいちょっと辛い状態でした。
2003年12月末に設置されたばかりでまだ今現在稼働はしていませんがこの局が稼働すれば安定した通信、通話が期待出来るでしょう。
ただ最新の8エレメント基地局にならなかったのがちょっと残念か・・。
3社タイプの小型G3局が接続されている物と推測されます。


G3多回線基地局

住宅地の真ん中で見つけた基地局、回線数確保のためのスタック型・・と思えますが基地局本体は共にアダプティブアレー動作が可能なG3タイプでした。

外観の違う基地局が仲良く並んで設置されています、スタック型の基地局は回線増強の為追加設置される例はよく見られますがこの局は当初から2局設置された物と見られます。


製造銘板を見ないとメーカーは特定出来ませんが京セラ製ではないかと推測されます。



アンテナ部・・RFスイッチは見られません、後から追加された場合それまでのアンテナにはRFスイッチの箱が付いているのがよく見受けられるのですが・・。

上側の基地局、こちらが制御チャンネルを含んだ主動側(独立型)基地局本体、縦長のコンパクトタイプです。


下側の従動側(接続型)基地局本体、このタイプは直接ISDN回線を繋ぐ事は出来ず単独での使用は出来ません。
余談ですがエントランスシステムの付いた基地局にもこの従動型基地局本体が使われます。


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