想い出となった交通博物館

階段を上がって3階へ、3階にはこの様な物まで展示されていました・・人力による交通・・
昔の交通に活躍したカゴと輦台・・輦台は川を渡るときの風景で見たことがあります。 今でも浅草や京都、観光地で見ることが出来る人力車、一度乗ってみたいものです。
人力では有りませんが牛車なども昔の交通に使われていましたね。

左画像は地面を蹴って進む自転車の元祖から牛乳配達にも使われたようなガッシリしたタイプ、最近のママチャリに近い物まで並びます。

航空機と未来の交通・・

撮影は1階のSLホールからですが初期の
ベル47D-1型ヘリコプター

暗い画像ですが日本の空を飛んだ
アンリ・ファルマンと言われる機体。

B747の胴体を模したモックアップ

左のモックアップ内には初期のファーストクラス用シートが並びます。
実際に座って休憩も出来ますが可動部分は固定されていた様な・・。
前面には航空機のイメージビデオが放映されたモニターも設置してありちょっと旅の雰囲気を出していました。

MU-2型航空機のコックピット
DC-8型も有ったと思います。

日本の空を飛んだ初期の航空機コクピットを再現。
メーター類は当時の実物を使用していました。
歴代のジェットエンジンが並びます、今の航空機は軍用戦闘機を除き騒音の抑えられたターボファンタイプですがここに展示されていたのは初期のターボジェットエンジンでした。 ちょっとズングリしたジェットエンジン、圧縮機が多段タービンではなく遠心力圧縮機を用いたエンジンの様です、ジェットヘリコプターに使われていた物かも知れません。
星形レシプロエンジン、第二次世界大戦時の航空機に使われていた物を発掘したようです。
航空博物館にも同じタイプが展示されていました。
後ろの壁に貼られているモノクロ写真、この展示は小さい頃に実際に見た記憶があります。
画像下の鶴丸マークを付けたコンコルドの模型、残念ながらJALのコンコルド導入は実現出来ませんでした、墜落事故を起こしてから全ての機体は引退してしまい飛んでいる姿を見ることは出来なくなりました、墜落の原因は機体では無かったのですが。

未来の交通と言うことでリニアモーターカーの模型、
ボタンを押すことにより1往復走りました。
模型なので浮上は普通の磁石になりますが・・
止まるとしばらくボヨンボヨンしていました。

こちらは国産ロケットH-2の構造模型。
流石に可動はしません、今はH-2A型が活躍中・・でしたっけ?。
未来の交通・・にはちょっと難しいですか後に出来る宇宙ステーション間との物資運搬に使われるかも知れません。

子供さんの後ろ姿からこの模型の大きさが解るでしょうか・・。

閉館前の特別展示として個人の方が製作した航空機が別室に展示されていました。
かなりマイナーな機体だと思われるRF-101、F-101の武装を解除しカメラを複数取り付けた偵察機になります、私はこの機体の実機を家の近くの米軍基地で見たことが有ります。
懐かしいので展示している方に撮影許可を頂いたら撮影しやすい様にと手前に出してもらえました。
最後の有人戦闘機・・と言われたロッキードF-104スターファイターの姿も。
この模型はプラモデルではなく木などをコツコツ削りだして作られた物、ソリッドモデルと呼ばれる事も有ります。
模型店で販売していることも有りますがかなり値段が高いです、殆ど手作りですからやむを得ないでしょう。
F-100Fスーパーセイバーの姿も懐かしい・・
私の好きな機体の一つF-86Fセイバー、初期の曲芸飛行チーム”ブルーインパルス”にも使われハチロクの呼ばれ親しまれた機体です、ハチロク・・と言うと車の好きな方はトヨタのレビンやトレノを想像しますし、鉄分を含まれた方は8620型のSLを思い浮かべるでしょう。

階段を最上階まで上がると・・

階段を上がり4階へ、右には・・

右にはこだま号の食堂車を模した小さな食堂が有りました。

室内も当時の食堂車と同じように作られていました。

ちゃんと当時の特急車両と同じように切り抜き文字で型式表示まで再現されていました、3号は実際にいなかったのかな。
このこだま型食堂も初めて博物館に来た頃から有りました、来ると大抵ここで飲み物や軽食を食べた記憶が・・メニューはサンドイッチやスパゲティーなどと飲み物の軽い物だけでしたが当時食の細かった私には丁度良い量だったかも。
閉店が15時と早く、最後に楽しむことは出来なかったのは残念。
こだま食堂の反対側は・・
階段を上がり左へ出ると休憩コーナーと図書室を経て屋上出られます、イベントでミニ列車を運転していたことも有ったと記憶します、ここからは中央線や総武線、山手線、京浜東北線の車両が見られました。
屋上まで出たのは・・かなり久しぶりだと思います。
屋上からは旧万世橋ホームや留置線も一望出来ました、右上には万世橋駅特別公開に参加されている見学者の姿も見られます、私もそこからホームや走ってくる列車を眺めた1人になりますが・・。

左は壁に展示されていた昔の機関車ホールの記録写真を引用させて頂いた物ですが自分で撮影した画像を見ていたら縦横比は違いますがほぼ同じ角度で撮影された画像が有りました、こうやって見比べてみると・・機関車右側の照明が丸い白熱球のダウンライトから組込型の蛍光灯に替わり、当初は柱のみで貫通されていた通路が壁になり機関車のプレートが展示されていました、結構大きく変化していたのですね。

何度足を運んだかは解りませんが展示物が変わらなくても何かワクワク出来る所でした、ガイドではないので全ての物を撮影していた訳では有りませんし、撮影した時期も違いカメラも複数使いましたので画角や発色に違いが出ていますが私の想い出と共に手元に残った画像です。

交通博物館・・楽しい時間と想い出を有り難う、そして今年2007年開館する新しい鉄道博物館に期待いたします。

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ここで終点です。