名古屋で山登り??
名古屋のマウンテンへアタック・・その結末は?
名古屋で行われたオフ会と利用した鉄道の記録・・です。(^^;;;

私もよくお邪魔をしているページ電波の杜の掲示板に集う方々は時々直接会ってはパフェなどの甘い物をつつきながらお喋り(通称甘い物オフ、略してAO)を行ったりします。
(※オフ、オフ会=オフラインミーティング)
そんな話題で掲示板が賑わっていたら名古屋にお住まいのLOCKEさんより”ここの皆さんならマウンテンの甘い物も食べきれるかも・・”と言う書き込みがありました、この”マウンテン”とは喫茶店なのですがとてもユニークなメニューが有るそうで・・また量が半端ではないとか・・。
で、それではと言うことで体力(食欲?)に自信のある仲間が名古屋に向かう事になりました。
日時は3月の30日、31日と決まり、参加可能な皆様がそれぞれの都合に合わせ別ルートで名古屋に向かいます。
ある方は18切符を利用し夜行で、関西からもお2方が在来線乗り継ぎで・・私と友人は同じく在来線の特急乗り継ぎで・・さてさてどうなりますやら・・。


私の居所から名古屋へ・・と言うとやはり新幹線利用が普通ですが、今回は中央東線と中央西線をそれぞれ振り子式特急の乗り比べをしながら名古屋に向かいました、東京駅に出る時間を考えるとビックリするほどは差が有りません。(そうかな?)

スタートは最寄り駅の拝島、私がよく利用する西武拝島線の終点でもあり、青梅線、五日市線、八高線が乗り入れています。
ここから八高線で特急停車駅の八王子へ向かいます、今回の第1ランナーは・・この車両から ↓

  
冷房暖房使用時は扉が半自動(開けるのは手動、閉めるのは自動)になるため大きな取っ手が表裏に付き、扉に引き残りが出来ます。
(画像右)

103系3000番台車、この車の生い立ちは鉄道好きにとっては興味の有るところです、元々は旧型国電(チョコレート色の古い電車)で、その足回りを利用して当時山手線に走っていた103系ウグイス色の車体を乗せた電車でした、走っていたのは東北の仙石線。
見かけは新車?でしたが走り出すと床下から懐かしいというか豪快な”ゴロゴロ・・グォーーーン”と言う音が聞けました、その後仙石線にもちゃんとした103系が配属され、旧性能のこの車は追い出されたのですが、今度は足回りを103系本来の物と交換し八高線に入ってきたのです。
ただし本来の103系とは構造が違う所があちこちに見られ異端児的な電車です、恐らく台枠(車で言うならフレーム、シャーシと言った物かな)は最初の旧型車の物と思われます。
この八高線には新型の209系4両編成も一緒に走っています。

八王子で第2ランナーJR東日本のスーパーあずさ1号のE351系に乗り替えて塩尻まで向かいます、この車両は中央東線の曲線部スピードアップのために投入された制御振り子式の車両で最高運転速度は130Km/h。
制御振り子と言うのはそれまでの遠心力利用による自然振り子に前もって振り子動作をしやすくする制御装置を付加した物、振り遅れや戻りの遅れの不自然な動きを防ぐため曲線部に入る手前から制御シリンダーにより少し車体を傾けさせて振り子動作を滑らかにします、戻りはその逆の機能。
八王子を出ると早速その機能を発揮、一気に加速し八王子と西八王子間に有るカーブをグッと車体を傾けて通過、120K程度は出ているでしょうか、ただ高尾から先はそれでも急曲線が多く、振り子式と言えども速度制限がきつくなります、振り子の動作自体はスムーズなのですが制御と自然振り子の動作に少し段が有る感じ・・それとは別に変な揺れ方も、特に直線区間や緩い曲線で突然ユサッと来るのは線路状態の為か?。
座席に座っていれば気になりませんが車掌や車内販売など立っている人は辛いでしょう、トイレに行く人が突然の振り子動作でよろめいてしまう事も見られました、丁度足元をすくう様に振れるので。 
あずさは快調に走り定刻に乗り替え駅の塩尻に、ここで中央西線の第3ランナー、ワイドビューしなの383系を待ちます。
しなのも定刻に到着、JR東海の制御振り子式特急電車ですが台車にも工夫がされていて簡易タイプですが自己操舵台車を 履きます。(画像は貫通タイプの先頭車、反対側にはパノラマタイプの先頭車になっています。)
走り出して直ぐに感じたのは曲線の通過が非常に滑らかな事・・振り子の動作に違和感が有りません、す〜っと傾きだし流れるようにフルバンク・・戻りも滑らかで振り遅れや制御振り子の動作と遠心力による振り子動作の境目が全く解りません、あずさで感じた無用の揺れも無しで振り子列車の乗り比べはしなのに軍配が上がりますね、一緒に行った友人のFMJ氏も同じ事を話していました。
20分ちょっとの待ち合わせでホームに止まっている荷物電車からローカル列車用に改造された123系(画像右)等を見ながら過ごします、この車もここでしか見られませんので。
山間部の曲線、Sカーブ等を右に左に航空機の旋回の様に車体を傾けてかなりのハイペースで走ります、所々単線区間があり、ポイントによる速度制限が辛い所でしょうか・・。
以前からこの線には381系と言う制御無しの初代振り子電車(カーブに入り遠心力が強くなってから”ゴロッ”とバンクし、直線になるとまた”ゴロッ”と戻る感じで違和感があり酔う乗客がいたそうです。)が走っていてその為レールの補強や架線の引張力強化がされていました、その辺りの関係も有ると思われます。

反対側のパノラマタイプ(グリーン車)の先頭車運転台、運転装置は左手操作のワンハンドルです。

ワイドビューしなの・・ピークでは130Km/hで走っていた様に感じました、気持ちの良い走りを堪能して名古屋に到着・・さて他の皆様はどちらに・・。

名古屋に到着、皆さんは何処に。