信仰のない人が死んだら、いい人でも地獄へいくの？

ゴシンのＱ＆Ａ【C２】

だから、死後の世界のことは人間には分からないんだって。　

死後の世界が有るとか無いとか、ホントーーに人間に分かると思う？

　

人間の思いで死後の世界をどう思おうとあてにはならないよね。
ま、どう思おうと、それで心が安らぐのならいいけど、
人間の心や思いなんてコロコロ動きっぱなしでしょ。
　

それなら、死後の世界があり、そこで死んだ人に会えると思っておけばいいじゃない。
　

だからゴシンは死後のことは人間にはわからないし、分かる必要もないと思っている
　

「ゴシンがどう思うかじゃなくって、お釈迦さんはどういってるの？」

有無の邪見、「有る」というのも「ない」というのも人間の思い、間違った見方だって教えてもらったと私は思うけど
　

”分からないままでいい”ということが分かるのと、”分からない”のとは違うでしょ？
　

それは、分からないってことがまだ本当の意味では分かってないからだと思うよ。
分からない・・という自分の分限を本当にわかって初めて、ほんの少し絶対の世界に触れることが出来る

自分の力の限界がわかると、生かされて生きていることが実感できる。そこで触れられる世界が浄土。
死後の世界が分からないのは人間の分限だと思うよ。

生かされて生きていることが頭で分かったってそれは思い。
　

わたしには”自分は頭でしかわかってない”ってことしかわからない。
それが私の分限だと思う。
あなたのことはあなたしかわからない。
　

私はみんな浄土にいると思っている。

そう。でも私は亡くなった父が今も私のことを願い続けてくれているのを実感できるし、
その世界が浄土だと思うから、死後だろうが生前だろうが父の願いが生き続けている世界”浄土”が
あることだけは間違いない。
　

たとえ死後に私の知らない地獄という世界があって、
そこに生まれたとしても、私にとってはそこは浄土。

死とか生とか関係のない世界だと思うよ

わかりません。でも私は浄土でその人に会える。
　

なんだか、こわい・・ひょっとして怒ってる？
　

だから、仏に生かされて生きていることが実感できるのが信、
その信によって触れられる世界が浄土、
たとえそこが地獄とよばれる人間の知らない世界であっても信によって浄土は実感できる。
ただ、それは人のことではなく、あくまでも自分のこと。
それぞれが自分を見つめ、分限を分かろうとしない自分、生かされて生きていることを喜べない自分、
そんな自分を見つめることによって自覚できるのが浄土。
自分が見つからない限り浄土も仏も思いでしかない。
自分が見つかると仏も浄土もみつかる。
　
人生は自分を見つける旅。このページは自分探しのページ。
問いの答えを見つけるのでなく自分の問いの中に自分を見つける
　

なんで、そんなに怒るのよ？ゴシンなんてこんなもんだって知ってるじゃない

まだ、言ってる。わかった、ごめん。でも、こうとしか応えようがない。
私も亡くなった父に会うためなら、どんなに怪しいと思っても疑わずに信じようと思った時期があった。
けど疑ってばかりだった。
それが疑いがなくならない自分だと落ち着けたときに、信じせしめられる世界があるんだと仏教が教えてくれた。
そしてその世界で亡くなった父に会えた。

私は父に会える、確かに会えるよ。