〜バイクでもカーナビを使う!〜


機種選び

カーナビゲーションってすごく便利ですよね。最近のカーナビは精度も良く、ルート案内も便利で一度使うと手放せなくなってしまいます。車でこの便利さを味わってしまうと、「オートバイに乗っているときもナビが欲しいなぁ」と思ってしまうのは自然なことだと思います。

スズキのジェベルには、GPSがオプションでついたり、ガーミンのGPSにオートバイ用の取付金具が売っていたりと、バイクでGPSを使うのは珍しいことでは無くなってきているようです。

そこで、自分も是非バイクにカーナビを取り付けよう!と思い、いろいろ試してみました。
まず最初に機種選びですが、条件としては、

 @ 緯度経度の表示だけでなく、地図の表示ができる。
 A 日本全国を網羅した地図を本体にもつことができるもの
 B ルート案内が可能で、音声案内も行うもの
 C 自律航法が使えない(車速パルス、ジャイロ等がバイクの場合取り付け取り出しが難しい)
    のでディファレンシャルGPS等で精度を上げられるもの
 C なるべくコンパクトなもの

を考えて選定することにしました。

調べたところ、条件を満たすのが、「パナソニック でるナビKX−GT30Z」でした。モニターとナビ本体が一体になっており、しかもかなり軽くて小さいです。テレビチューナーユニットにVICSとD-GPSの受信機を持っており(但し、排他使用しかできない。VICSかD-GPSのどちらかしか使えない)、ルート案内はもちろん、音声案内もやってくれます。このナビの優れているところは、コンパクトなこと、液晶ディスプレイの表示が非常に美しいことです。モニターと本体が一体のため、CPUが直接液晶モニターのドライバーを制御できるためでしょう。コンポジットビデオ信号経由では絶対に得られない高品位な表示です。一体型ナビの大きなメリットだと思います。専用モニターでRGBコンポーネント接続でもこんなにキレイには表示できないのではないでしょうか。

いらなくなったDGPS

当初は、ディファレンシャルGPSに結構こだわっていたのですが、実際に使ってみると放送局の選択など運用がめんどくさいのです。しかも、購入直後にアメリカがGPSの精度を10倍改善してくれたのでD-GPSなし、自律航法装置なしでもまったく問題なくナビゲーションが可能になってしまったのです。アメリカ万歳!てなわけで、少しでも軽く小さくしようと思い、D-GPS受信機(テレビチューナーユニット)は外してしまいました。

精度があがると知っていたら、買わなかったのに・・・

取り付ける

電源はバイクのバッテリーから直接12Vを取り出すことにします。でるナビの電源ケーブルをみると、サイドブレーキセンサーのコネクタと一体になっています。バイクにサイドブレーキはついていませんので、サイドブレーキセンサーはアースに常時つながるようにしてしまいます。

エレクトロタップをつかうとスマートにできます

電源コネクターが一見特殊に見えたのですが、実は大きさのちがう極性統一プラグを2本くっつけただけのものなので、電源ケーブルは自作可能です。付属してきたシガライター電源ケーブルは取っておいて、バイク専用のケーブルを作りました。

太いのが電源、細いのがサイドブレーキセンサーです

サイドブレーキセンサー側のプラグ(細い方)は、中心電極しか使いません。中心電極をアースに落とせばサイドブレーキをひいている状態になります。電源ケーブルを自作する際には、念のためできるだけバッテリーに近いところにヒューズを入れておきましょう。

つづく