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ご覧いただきありがとうございます。 毎日「南無阿弥陀仏」を唱えましょう。 |
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浄土宗極楽寺 | 島根県出雲市平田町287 | |||
Tel&Fax 0853-62-3052 |
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遺弟(喪主)挨拶 本日は年度末の多端な折、ご随喜・ご会葬いただきましてありがとうございます。また、仏前にはご丁重なる香資・お供えを 頂戴し、重ねて御礼申し上げます。 父であり、師匠であります当山二十四世 正蓮社 念誉 行阿如水 好明は三月十八日、八十四歳を一期として往生致しまし た。ここ数年来は病苦を抱えずいぶんと皆様方にもご心配いただいておりましたが、それでも2年前までは棚経に「行くと喜 んでもらえるから」と、とめるのも聞かず歩き、今年の正月二十五日までは「あなたが出るとひとが安心するから」となだめす かして葬儀にも出ることができておりました。しかしながら正月末より肺炎を患い、出雲市立総合医療センターにて入院加療 することとなりました。安定した状態の時もあり、亡くなる前日の十七日まで普通に会話もしておりましたが、十八日未明、 血圧が急低下し、家族の看取る中、静かに眠るがごとく午前八時三十四分、正に正念往生致しました。 父は昭和元年、雪深い岐阜県郡上の浄土真宗本願寺派長善寺に生まれ、幼くして父を失い、母親が大変な苦労をして育 てましたが、貧窮のため小学校五年生で親元を離れ、愛知県のお寺に小僧としてお世話になるしかありませんでした。その 後京都の浄土宗浄福寺に移り、浄福寺様のご厚意で仏教専門学校に進学し、卒業後更に清沢満之門下の俊秀金子大栄・ 曽我量深、禅研究の泰斗鈴木大拙らの綺羅星の如き教授陣を擁した大谷大学で学ぶ機会を頂きました。 知恩院勤務の時、衣屋さんの仲介で婿入り道具の箪笥一竿だけ持って当山にまいりましてから五十余年、ひたすら寺門の 護持に励んでまいりました。 ご存知の方も多いと思いますが、諸般の事情から教職と住職の兼務をせざるを得ず、当人の一途な努力に見合った処遇 や安らぎを十分には得ぬ、不如意なことも多い人生ではなかったか思います。しかし、それに対して不平ももらさず、ひたすら 教職に精励し阿弥陀如来に奉公する生涯でありました。 その父の姿をもどかしく感じたこともありますが、その姿勢ゆえに諸寺院方や檀家様をはじめとする多くの地域の方々の温 かい支えをいただけたのだと気付くようになりました。 また、晩年は孫を得たことを喜び、嫁に感謝し、孫の衣姿に目を細め、だれに遠慮することもなく会いたい方に会える幸福 な境涯でした。 改めて思いますと、歴代の総代様や委員様はもちろんのこと、住職なりたての最も困難な時代を支えていただいた極道会 の方々、今日もお手伝い頂いた「おてつぎ会」の方々、大工さん、石屋さん、仏具屋さん、庭師さんに始まり清掃や植樹などの 奉仕をしてくださった様々な方々との強い信頼関係は嫉妬さえ覚えるくらいでありました。この本堂をはじめ境内地の一木一草、 一石に至るまで、当山を支援いただいた方々の息のかかったものばかりである言っても過言ではありません。私に清心会とい う心強い後援組織ができたのも親の七光のおかげだと承知しております。 しかしながら、昔から父を支えてくださった方の多くはすでに亡くなってしまわれ、お浄土で待っておられます。本人にとって は父親と慕ってやまなかったのに会う機会のほとんどなかった母親、恩人、多くの友との懐かしい、こころおきない再会への 旅立ちです。 私は今あまりにも大きな後ろ盾を失って心配や不安を感じておりますが、地面にしゃがんで一本草を抜いてはナムアミダブ、 御本尊阿弥陀如来を仰ぎ見てはナンマンダブと唱えていた父の姿をいつまでも心にとめ、微力を尽くしてまいりますので、これ からの私どもにも変わりませぬご援助を賜りますようお願い申し上げます。 最後になりますが、祭壇に祭ってある位牌は葬儀で通常使用する白木のものではなく漆塗りのものです。これは私の晋山式 後に本人が自分の葬儀用にと内緒で誂えていたものでして、私が二年前本堂内の押し入れの掃除中たまたま発見し、発見し たことを父には黙っておりました。今日こうやって飾ることができましたが、父らしい準備であり、互いに尊敬し合っていても仲良 く語りあうことの少なかった私たちの親子関係をよくあらわしているのではないかと思います。ぜひともご覧いただき、父の血肉 となっていたお念仏を皆様も一緒にお唱えいただき、浄土への旅路の贐としてください。 十念 本日はどうもありがとうございました。 平成21年3月23日 |
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平成23年(2011年)に法然上人の800年遠忌を迎えます。総本山知恩院、大本山清浄華院では浄財の勧募を行って おりますが、今年正月の寺報『清心』にも掲載しておりますとおり、檀家の皆様への募金の割り当てはせず、追善供養と していただいた寄付の一部を本山に収めます。先日第一次の送金をしましたところ、感謝状が届きましたので写真で紹 介いたします。感謝状、領収書、記念品は住職が順次お届けいたします。 |
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(写真は平成18年8月15日の盆念仏様子) |
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十夜の起源 |
『無量寿経』に説かれる、「欲望や誘惑の多いこの世で十日十夜、善い行いをすることは、 仏の国で千年の善い行いをすることに勝っている」ということに由来し、京都真如堂で行わ れた平貞国の十日間の念仏がその最初です。本来は秋の穣(みのり)を捧げる十日十夜の 法要ですが、当山では現在、一日一夜で行っています。 |
十夜和讃 |
一 帰命(きみょう)頂礼(ちょうらい) あみだぶつ 摂取(せっしゅ)のみ光(ひかり) あまねきて
不捨(ふしゃ)の救(すく)いを もろびとに 垂(た)れて誓(ちか)いを とげたもう
二 十(じゅう)夜(や)の因縁(えにし)を尋(たず)ぬるに 時(とき)の帝(みかど)は 後花園(ごはなぞの)
平貞国(たいらのさだくに) 発心(ほっしん)し お別時(べつじ)せしに 始(はじ)まれり
三 十日(じゅうにち)十夜(じゅうや)の 念仏(ねんぶつ)を 積(つ)まば浄土(じょうど)の
千年(せんねん)に まさる功徳(くどく)と 諭(さと)されし 仏(ほとけ)の教え ありがたや 四 秋(あき)たけなわの 山門(さんもん)に ひびく鐘(かね)の音(ね) いや高(たか)く
仏(ほとけ)を讃(たと)う 声(こえ)すなり なむあみだぶつ あみだぶつ
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「おとき」について |
秋の穣(みのり)を仏に捧げ、感謝する法要でもありますので、食事を共にすることも重要です。 ぜひお参りいただき、「おとき」を召し上がり、お念仏をお唱え下さい。 |
塔婆について |
塔婆は十月いっぱい本堂に置いておきますので、お墓に供えてください。 年末に寺でお焚き上げをしますので、本堂座の下の塔婆置き場に置いてください。 |
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大晦日念仏会(22:00〜1:00) 短時間(数分)でも結構です 木魚は各自でえ出して、終わったら戻してください。 |
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