東京駅から新幹線で15分の距離にある新横浜駅。 その新横浜駅から歩いてやはり15分ぐらい歩いたところにあるのが、私の働いている「横浜国際総合競技場」。 この競技場、1998年3月1日に開催された「ダイナスティカップ」というサッカー大会を最初にオープンしました。 1998年の10月には国体が、また年間を通じてJリーグの試合が、さらに1999年8月にB'zのコンサート、9月には矢沢栄吉のコンサートを行った多目的施設です。 また、施設内には温水プール施設と医科学センターがあり、医科学センターには横綱の貴ノ花やけっこう有名なスポーツ選手がリハビリなどに訪れているんです。 このとてつもない施設の建設費用はおよそ600億円とか・・・、とうぜん横浜市民の大切な税金。 収容観客数70000人・・・現時点ではもちろん日本一。 また、その施設の大きさも桁外れに大きくて今現在完成している施設をあわせても約3分の1ほどしか完成していないというから驚きなんです。 残りの3分の2は野鳥などの住む自然公園にするという話ですが、この計画が今後実行されるかは定かではありません。 今後さらに施設が出来上がっていっちゃうと、横浜市民の税金がどんどん使われていく事になるのは周知の通りです、はい。 この競技場・・・だてに建設費用をたっっっっぷりと使っているのではなく、それ相当の新しい試みが随所になされています。 まぁ、これだけお金をかけてたいした物がなかったらお役人さんの懐に入ったと勘違いされてしまいますねぇ・・・「お品代」とかなんとかいって。 そのうちの1つが大型映像というサッカーのリプレイや結果などを写し出すでっかい設備です。 高さ9m、横幅19mもの大きさがあるこの大型映像、普通は1つしかついていないらしいのですが(もっぱらの噂)な〜んと2つもついてます。 競技場の何処に座っていても、全ての人達に映像を見えるようにするため。 メインスタンドには空気の圧力で移動させる自走式カメラが。 レールの上を滑走するこのカメラ、100mの距離をわずか7秒というスピードで滑走!! 陸上競技のスプリント競技では、選手と平走しながら撮る事ができるんですねっ。 また、それだけでなく上空から見下ろした感じの映像も撮る事が可能で、この自走式カメラで写した映像は大型映像に写し出されます。 Jリーグで使用するグラウンド・・・ここにも大きな仕掛けがひと〜つ。 天然の芝を育てているんですけど、芝の育成には気候が左右され、特に冬になると寒くなって育たなくなってしまうため、なんとグラウンドの地下50cmぐらいの所に配管が縦横無尽に張り巡らされて温水が通るようになっています。 この「アンダーグラウンドヒーティング」って言う仕掛けは芝の育成だけが目的ではなくって、冬に雪が降ってもグラウンドには雪が積もらないという利点が大きなポイント。 でも・・・ダイナスティカップ開催時、見事に雪が積もっていたような記憶があります。 ・・・・競技場の宣伝って? 余談ですけど、この芝の育成には私達の給料よりも高い金額が注ぎ込まれているといいます。(泣) その他にも、下水を消毒した水の水温を利用した空調システムとか、降った雨を溜めて消毒し、トイレの水などに使用する設備も。 これだけの施設を動かすためには電気が必要ですけど、この電気も東京電力からだけじゃなくって、廃棄物を燃料として発電している発電所からも電気をもらって運営してるんですよっ。 もう1つのキャッチコピーは「地球に優しい競技場」。 が、そのエコロジー姿勢にも若干の問題があるのを競技場関係者は知ってます。 はいっ♪ もちろん私も♪ |
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