しばらく行くととても大きな木が見つかりました。
きれいな三角形をしたその木は森の中の特別な木のように偉大で静かでした。


「この木だわ♪」


丘の上に大きな木が1本、フレアは大喜び


フレアは木に近寄りどんな実が良いか考え始めました。
何しろ初めてのお役目です、どんなのが良いのかなんて分るはずがありません。


「う〜〜ん、女神様は確かこう言ってたわよね・・『その枝1本1本にその木にあった実を』と」


「えーい!なるがままよ」


フレアは思いつくまま時の経つのも忘れ、その木に沢山の実の元を作りました。


「ふぅ、これでよしっと!ちょっとやりすぎちゃったかな、でもこの位やらないと女神様の目に留まらないもの。・・さてと帰ろ。」






第四章
ひとりぼっち