女神の元から一斉に飛び立つ妖精たち。 妖精達の色とりどりの髪がなびいて光に反射し、それはまるで女神が放つ魔法のようです。 フレアも他の妖精たちに混ざって飛び立ちました。 ![]() どんどん森の奥へと進む妖精達。 そしてこれと思った木に近寄り枝の先にそっとキスをしたり触れたりするとそこにはと可愛らしい小さな木の実の元が出来上がります。 「さっすがー」 先輩の妖精達の仕事ぶりに感心しながら森の奥へと進むフレア。 「もっと大きくて立派な木にしよう」 フレアは思いました。 皆と同じでは女神様に認めてもらえないと思ったのです。 |
第三章 大きな木 |