フィジー諸島。
人々が見上げる青空の中、雲の中を突き抜けて4つの火の玉が青い尾を引きながら通過していきました。
その正体は大気との摩擦で3000度以上にもなったミール。
上空2000mを飛行中だった飛行機から見たミールは太陽よりも輝いていたそうです。
大気圏突入から15分ほどたった時、ニュージーランド東方の南緯40度、西経160度を中心とした海域に落下、ミールの歴史が完全に終わりました。





命を育む地球。
その地球とミールが1つになる時、次の未来が始まります。
生命の誕生と同じ、新しい命の始まり。
「ミール宇宙ステーション」から「国際宇宙ステーション」へ。

冷たく暗い海の底。
いったい夢見るものはなんでしょうか?
たくさんの人の心に夢を植え付けてお母さんの元で静かに眠るミール。
おやすみなさい・・・そして、さようなら。



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