プローブの選択
相対計測する際の被測定面の配置など、計測用途に合わせてプローブを選択してください。
相対計測
用の光ヘテロダイン変位計のプローブとして次の3種類があります。また、形状等は設計により変えられます。
1プローブ1出射型
1プローブ2出射型
2プローブ2出射型
プローブの数と出射光量の数により用途が異なります。目的・用途・被対象物位置・角度など、測定対象の状況を考慮して、それぞれの目的に合ったプローブ形式をお選びください。なお、変位計本体は1プローブ用と2プローブ用があります。
<<本体とプローブの関係>>
本体とプローブは次のような関係で使用できます。
1プローブ用変位計本体
2プローブ用変位計本体
1プローブ1出射型
○
×
1プローブ2出射型
○
×
2プローブ2出射型
×
○
○ ; 組み合わせ使用できます。1プローブ変位計本体が1台あれば、1プローブ1出射型と1プローブ2出射型の2つのプローブを利用できます。
× ; 組み合わせ使用できません。
<< 各プローブの構成と特徴 >>
1プローブ1出射型
1プローブからは1本の出射光があります。この出射光を被測定面に入射させ、反射光を再びプローブで検出します。この反射光が信号光となります。相対計測する為に必要な参照光はプローブから外部に出射されません。参照光はプローブ内部に置かれた参照面からの反射光を用います。従いまして、被測定物とプローブが同時に移動・振動するような構成においては、その移動・振動分が打ち消されます。出射光が1本のゆえに、簡便に測定できます。また顕微鏡搭載型には顕微鏡が剛体の為、顕微鏡全体が移動・振動しても相対計測ができます。
1プローブ2出射型
1プローブから2本の出射光があります。相対計測のために必要な2本のレーザ光が一つのプローブから出射される構造です。上図のように、各出射光は異なる被測定面(被測定面1、及び2)から独立に反射光を得ます。この反射光は再び出射光位置に戻り、信号光1及び2となります。
ただし、2本の出射光間隔は干渉系の構造より、大きく離すことはできません。非常に近接した2点の相対変動を測定する際には支持台を簡便にできます。出射光間隔を広げたい場合は2プローブ2出射型をご利用ください。
2本のレーザ間隔・角度などは設計により変えることが出来ます。
2プローブ2出射型
2つのプローブからなり、各プローブから1本の測定光が出射されます。2つのプローブは独立に動かすことができますので、独立な2つの被測定面(被測定面1及び2)に独立に入射します。各被測定面からの反射光は、各プローブで受光します。
相対計測されるべき2つの被測定面を任意に選べます。被測定面間距離、角度など問題となる対象を選択することができます。
”光で物理量を高精度に計測”
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株式会社フォトンプローブ
代表取締役 理学博士 平野雅夫
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