測定者の影響は?
実験系を立ち上げるためには、調整が欠かせません。そして、常に良い状態を保つために、時々のメンテナンスが必要です。その調整は、シッカリとした知識と技術を有する者が行っているでしょう。
彼らは、実験系に影響を与えているのですが、その度合いは小さいと思い込んでいます。
大きな誤りです。
実際の影響は小さくないのです。
調整が長引くと、どんどん狂うのです。そしてそれを更に調整して、”達成した”と喜んでいると、実験データがずれてくることが、よく起こります。
光学系を調整したことある人は、この,泥沼の経験をしていると思います。
残念ながら、測定者の存在自体が大きな影響を与えるので、調整を一所懸命してはいけません。
矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、調整をすればするほど狂いが生じます。
ではどうすればよいか?
簡単に調整して、光学系の場を早く離れて、とにかくデータを取ることです。そして思うことです。
”あの調整で、この程度か”と。
この繰り返しで、調整することが最も速く理想に近づけます。
光学系は生き物だと思ってください。簡単にはこちらの言い分は通りません。
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