2017.1
夢の独り言
新年を迎えると、誰もが”やるぞ”の気分になる。そして、幾ばくかの夢を持つ。今年はああしたい、こうしたい、などと。
毎年同じことを言うようでは話にならない。
テレビで、健康寿命の言葉を聴いた。健康寿命とは、誰の世話にもならず一人で生活できる寿命なのだそうだ。平均寿命は、死に至るまでの時間であるが、この2つの寿命には大きな差があるのだそうだ。男で8歳程度差があるのだとか。逆に言えば、死ぬ前の8年間は誰かの世話にならないと、生きていけないことを指している。重い症状では、痴呆・寝たきり、ただ生きているだけ、生きがいもなく、夢もなく、淡々と毎日を過ごしているだけ。軽い症状では、買い物ができずに、家の外を歩くことがやっと、旅行も難しいだろう。
漫談家のタレントが、”ピンころり”、の語を使っていた。死ぬ直前まで、ピンピンしており、ある日突然ころりと死ぬ。この死に方は、誰の迷惑もかけず、誰の世話にもならず、人生を全うした感がある。死ぬ直前まで、生きがいを持ち、夢を持ち、ああしたい、こうしたいの計画を持って人生を過ごしている。
いずれ死ぬことは自明の理。明確な言葉の”ピンころり”は説得力がある。
健康であり続けることが、”ピンころり”の前提条件。今後も、健康のための努力を続けよう。夢のための努力は、プライベートでも欠かしてはならない、と新年にあたって想うところです。
楽しんでいただけたでしょうか。
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