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アナクルサギター発表会

七夕ライブin GGサロン
鎌田慶昭門下生による


 2001.7.7(土曜日) 13:45開場/14:15開演  

GGサロン

沢山の方に、ご来場頂き本当に有難うございました。m(__)m
また次回も宜しくお願いします。



プログラム

<第一部>

ソナタ
グランソロ op.14
D.スカルラッティ作曲
F.ソル作曲
演奏者 菅原 広志

マルボローは戦場に行ったの主題による変奏曲
F.ソル作曲
演奏者 大井 理

リュート組曲第2番より前奏曲/サラバンド/ジーグ
サウダージ第3番
J.S.バッハ作曲
ローラン・ディアンス作曲
演奏者 澤田 裕人

マリエータ
コルドバ
F.タルレガ作曲
I.アルベニス作曲
演奏者 安藤 公美

休憩
ジャンゴ・ラインハルトの主題による変奏曲
L.ブローウェル作曲
演奏者 熊野 隆太

エレジー

J.K.メルツ作曲
演奏者 泉谷 知範

11月のある日
リブラソナチネより インディア/フォッコ

L.ブローウェル作曲
ローラン・ディアンス作曲
演奏者 渡辺 泰敏(YASU)

小品集「内なる想い」 V.アセンシオ作曲
演奏者 足立 江美子

フーガBWV1000
ソナタop.47
J.S.バッハ作曲
ヒナステラ作曲
演奏者 服部 文厚

休憩

<第2部 ゲスト> 金 庸太

ロッシニアーナ第1番 M.ジュリアーニ
ダンジェロ「二つのリディア調の歌」


アンコール
愛の賛歌〜ディアンス編



何から書いて良いのかちょっと悩んでしまうほどいろんなことがあって・・発表会自体も3時間を越えるロングラン、とにかく長い一日が終わった。12時ちょっと過ぎに池袋に到着し、有楽町線の改札でsawada君と鉢合わせ、ホームで高田先生にも偶然お会いした。高田先生は八方園で今夜行われるディナーショーに出演されるとのこと。相変わらず多忙な様子で、時間があれば発表会も覗いてみますと仰って下さった。高田さんとはBBSの続きの矢井田瞳とAIKOの話題、自分だけ昼食を取る為、要町の改札口を出て直ぐ別れた。高田さんお奨めの喫茶店タイムは、残念ながらお休み。

GGサロンに到着すると既にギターの音が鳴っている。みんな気合が入ってるな。普段着で来たのは私だけ・・。おまけに半そでで弾くのなんて誰かに言われたけど、外は暑いしね、今更どうしようも無い。そうか着替えを持ってくれば良かったんだとアホみたいなことに感心。
リハーサルではないけどステージに上がらせて貰い弾いてみる。思いのほかスポットライトが暑い。まるでヒーターに当っているよう。こんなにライトが熱いとは想像もしなかった。弾いてる最中に弦が狂いそうだ。客席のイスが無いGGサロンはいつも以上に狭く感じた。
鎌田先生に頼んでステージの自分をデジカメで取って貰った。他の参加者の写真も勝手に取らせて貰う。

今回は自分の身内は、家内がバイクで怪我をしたので長女一人。アルペジオからはkushidaさんが来てくれた。それからkazuさん、Luzinhaさん、しんた君、なか☆ぴーさん、以前アルモニコスで一緒だったMuraiさん、michikoさん達にもお会いすることが出来た。気づかずにご挨拶出来なかった方が居られたらゴメンナサイ。

前半は、客席で聴いた。みんな緊張していて普段通りの演奏をするのは難しいと実感。後で自分が弾いてさらにこのことを痛感したのだけれど。
演奏中は鎌田先生が司会をされ、演奏者一人一人の紹介と曲の紹介をして下さった。冒頭にアナクルサの意味を説明して頂く。アナクルサとはスペイン語で、ダルセーニョで戻る箇所につけられている音楽記号のことだそうだ。鎌田さんが教えている生徒さんは現在8名だが、人数を余り増やせない為、1〜2年でどんどん卒業させていく。卒業した生徒達がコンクール等に出場する時にはいつでも先生の下に戻れるようにという意味をこめて、アナクルサという名前をロベルトアウセルに付けてもらったらしい。

控え室は想像以上に狭い。二つ部屋が続いていて間のドアを閉め一番奥の部屋にギターと荷物を置いた。ここなら音を出してもステージまでは殆ど届かない。隣はGG社のオフィスに続いているようだ。
ここで軽く指慣らし。でも皆の練習を聞いていると煽られて自然と走ってしまう。金さんも言っておられたが、コンクールみたいな雰囲気でソロのリサイタルより緊張するというのはわかる気がした。
金さんが耳に挟んでいた爪磨きを拝借し、爪のチェック、袖で泉谷さんのエレジーが終わるのを待つ。鎌田さんの紹介が良く聞き取れなかったが拍手の音を待っていよいよステージへ。
舞台は照明が予想以上に強く、客席の顔は全く見えない。ライトは暑かったが、お客さんが見えない点はかえって助かった。

なかなか控え室でも調弦が決まらず、諦めてそのまま演奏開始。ありゃりゃ、普段間違いようの無いような箇所でつまずくが落ち着けと自分に言い聞かせながら弾き進む。時々意識が遠くなるような気がしたがブローウェルを終え、ディアンスに移る。インディアの出だしのアルペジオから右手がギクシャクしていた。これまた途中で何度か止まりそうになるがどうにかこらえて、エンディングのFUCOOへ。後で娘に聞くとテンポが速くなっちゃったよと言われたが、本人は全然自覚無し。多分早く弾き終えたいという焦りが無意識に出てしまったのだろう。最後の不安なパーカッションの箇所が、どうにか弾けたのでほっとした。演奏をいくら失敗しても舌だけは出すまいと心に決めていたけどいつもの癖で表情に出てしまったかな。

自分の演奏を終え、急いで客席に行き足立さんの演奏を聞く。練習不足と言っていたがステージではさすがに落ち着いていて難しい難曲を弾きこなしていた。トリのふみこう君は、バッハは揚っていたようだがヒナステラではもの凄いパワーを発揮、圧倒的な迫力で弾ききった。(大拍手)

金さんの演奏に入る前、娘の隣に座っている男性がどこかでみたような・・あれーもしかして大萩君?この後の福田進一&フェルナンデスのコンサートに行くついで?に聴いてくれたらしい。挨拶するのは初めてだったが、自分のヒドイ演奏を聴かれたことも忘れて、11月のある日の譜面にサインを貰いデジカメでツーショットまで取らせて頂いた。我ながらミーハー。Luzinhaさんもいたので彼女も大萩君とツーショット。もっとも彼女は大萩君を知らなかったらしい。(冷汗)

いよいよ金さんの登場。先週のリサイタルとダブらない曲ということで、ジュリアーニのロッシニアーニ1番とダンジェロのリディア調の二つの唄を演奏していただいた。どちらも最初から甘く美しい音で素晴らしい演奏だったが、初めて聴いたダンジェロは変調弦が独特の雰囲気を醸し出していて言葉にならないくらい美しい、見事な演奏だった。
3時間以上のロングラン発表会を聴いてくださったお客さんも最後に金さんのギターを聴けてきっと喜んで帰られたことと思う。アンコール代わりにディアンス編の愛の賛歌が演奏され今日の長い発表会・演奏会は終了した。

ギター関係者では製作家の黒沢先生、星野先生、松井先生とジュニア、そしてギタリストの大萩君が来て下さった。
打ち上げは要町駅前の白木屋で楽しく歓談。黒澤先生、星野先生、松井先生ご寄付まで頂き有難うございました。m(__)m

七夕アルバム(ちょっと重いけど)