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2001年度第9回レッスン

今回は、左手の中指の爪が剥がれて弦を押さえると痛みが走ることから新曲は諦め、昔さらったソルの魔笛をレッスンして頂いた。鎌田さんは現在古典派の音楽をかなり研究されておられるという話も聞いていたので代表的な古典派音楽である魔笛を勉強するのが一番と考えた。今夜は坪川さんのリサイタルがオペラシティで入っているため、いつもより早い時間にレッスンして頂いた。
調弦についてのアドバイス。私は音叉を使っているが、鎌田さんはチューナー式の音叉を主に使用されている。チューナー式の方がアンサンブルの時には便利である由。
例えばピアノとコンチェルトをやるときなどピアノの方がピッチが高い為、使用する楽器(ピアノ)のラの周波数をチューナーで確認しておけば舞台の袖でピアノの音程に合わせて調弦しておくことが出来る。2重奏の時でも、チューナーであわせておいた方が調弦で悩むことが少ない。人間の耳は体調によって1弦のミが狂いやすいものなのだそうだ。今度チューナーを買ってみるか。娘もギター弾くのに調弦で悩んでいるからあると便利かもしれない。

魔笛の主題による変奏曲〜F.ソル作曲 
序奏
最初の和音はプルガールで弾いても1弦のミのメロディーをはっきり浮かせて弾く。続く和音も同様。
古典派の音楽の場合和声の解決をきちんと意識して弾く。X→T等。
4小節目レ#弾くと同時に1弦ミ消音。音量はデクレッシェンド
8小節目ミソの和音はミは1弦開放。ソは2弦8フレットで。
16小節1拍目のシの音は3弦、レ#の音を伸ばす。16小節目4拍目最後のラは左手4で。
全体にいえることだが付点をはっきり弾く。
18終りから19頭、19終りから20頭はアポジャトゥーラ

テーマ
2小節目の2拍目のラの装飾音を早く。付点をはっきりともたつかせない。
4小節目頭ソを強く。ソ→ソ#アポジャトゥーラ

第一変奏
2小節目最後から3小節目頭の和音に向かってクレッシェンド。
第二変奏
2小節目の1拍目のミ(2弦)までが旋律。2拍目からのミ(1弦)は伴奏と考える。
3小節目1拍目から2拍目に向かってデクレッシェンド。5小節目も同様。
6小節目最後の和音から7小節目頭の和音にかけてデクレッシェンド。
6小節目の旋律部のフレーズの切れ目は6連符の頭のラの音とドの間。管楽器で演奏した場合のブレス位置を考えれば分かりやすい。
第三変奏
2小節目の頭のソ#ではじまるメロディーをしっかり歌わせる。
8小節目の2拍目頭のミは直前のミのタイで弾かない。
16小節目4拍目から17小節目1拍目にかけてデクレッシェンド。ここがこの変奏の山場。
18小節目の中声部のメロディーラインを旋律と混同しない。ソ#シラソ。
第四変奏
3小節目2拍目強く。わざとらしくない程度に。
4小節目ラ#から5小節目1拍目にかけてデクレッシェンド。
11小節目2拍目クレッシェンド。
13小節目2拍目頭3連符強く。
コーダ
Tの和音よりWの和音を強く弾く事。アルペジオ部とエンディングの和音。和声の解決。
最後のTの和音はプルガールで弾かない。ミソ#シミ(pima)