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2001年度第3回レッスン

今日は夕方から雪という天気。レッスン帰り家の近くの坂道で車が雪でスリップし動かなくなってしまった。近所で急病人が出て駆けつけた救急車と消防車に鉢合わせし、消防士さんやご近所の知り合いの助けを得てどうにか無事に家にたどり着くことが出来た。
大井さんのレッスンは、アラビア風奇想曲の第一回目。ここで鎌田先生より初めて練習する曲の場合、注意すべき点として以下の説明があった。1つはテンポを崩さないこと。弾きやすいところは早く、弾きにくい個所は途切れ途切れという具合には練習しない。2つめはゆっくりと大きなはっきりした音で弾く事。
大井さんがハナバッハのカーボン弦を張られていた。脇で聞いていても高音の響きが良い。自分も今回高音をプロアルテからハナバッハのカーボンに変えてみたがハウザーにも合う。音量も増したし輝きも出てくる。ただ音色がちょっと自分の好みに合わないのと弦の値段が高いのが欠点。
今回フレージングの大切さについて色々な説明があった。自分の演奏の欠点は一本調子で平坦になりがちな点。鎌田さんからもその点を今後の課題として指摘された。フレージング。分かるんだけどなかなか難しい。単なる音量変化ではないフレージング。うーんこれまた奥が深い。

あるタンゲーロの死に寄せる哀歌〜プホール作曲

楽譜だけ買って弾いていなかったプホールのこの曲をチャレンジ。佳織ちゃんのCDで初めて聴き好きになった曲。
3つの部分から成り、どれも魅力的。終曲のギターを叩く奏法がスペイン語が読めないので弾き方がわからず適当に弾いていたのでその辺を重点的に質問。

CONFUSETA

ミロンガのリズムを崩さずに演奏すること。
12小節からpoco pju lentoに入ってからもっと歌わせる。

MELANCOLIA

1から4小節の低音を楽譜通り音の長さをしっかり守って弾く。
41小節pju mossoからのフレーズのリズムとアクセントに注意して弾く。
特に下降スケール部のアクセントに気をつける。ココが一番の難所だったが、これだけで随分感じが変わったし弾き易くなった。

EPILOGO

8小節目最後のパーカッション奏法は右手親指側で弦を叩いて音を出す。
13小節のラスゲアードの後半4拍目は左手をラスゲアードしながらグリッサンド。
16、17小節の低音アクセントをしっかり。多少音が荒くなっても構わない。
24、25、26小節を十分歌わせる。
29小節からガラっと雰囲気を変えて、上手い言葉が見つからないが気が触れたかのように。
43、44小節リズムに注意。
45小節の1泊目の×は右手の親指横で表面板の指板上部を叩く。
同じく45小節の*印の和音は左手で押弦する和音を指板上を叩いて音を出す。
エンディングのグリッサンドは楽譜通り上降下降スムースに。下降時はグリッサンド途中の音がはっきり聴こえるように。エンディングの雰囲気を出す。

初めて弾いた割には余り先生から指摘される点は多くなかった。ラテン物は雰囲気である程度弾けてしまう。音楽としては分かりやすいからだろうか。前回やったリブラソナチネのINDIAを復習。タンゴのリズム部分は早くならないように。出だしと中盤、エンディングに出てくるアルペジオ部分の特に1、2弦の響かせ方について重ねて注意があった。
この後はポンセのイ短調組曲からアルマンドを弾いてアドバイスを頂く。詳細は書ききれないので省くがようはいかにフレージングが音楽には大切かという事。他の楽器であれば簡単な音階練習でも初心者の段階からしっかりフレージングをつけて練習するよう訓練される。ギターは弾くだけでも難しい楽器なのでなかなかそこまでレッスンでも要求されることが無い。さらに一段上を目指すならこの点を注意して練習する意識が必要だと色々な事例を織り交ぜ説明して頂いた。