明日のホームコンサートで大聖堂を弾くため、直前レッスンになった。従って細かい点より曲の表情のつけ方、フレージング、和声、音色変化等について音楽の常識的知識をレクチャーして頂いた。
大聖堂〜アグスティン・バリオス作曲
プレリュード
和音の変化を意識してメロディーを弾く(アーティキュレーションと関連)。
1弦のメロディーのフレーングを音楽として自然に流れるように。(上記と関連するが詳細略)
平坦にならないようメリハリをつける。→音量変化で工夫。(〃)
宗教的アンダンテ
出だしのレを弾くならレ→ファ#のグリッサンドのファの音を改めて弾かない。(ポルタメントにしない)
付点音符をきちんと付点で弾く。和音が一緒だと付点音符の切れが悪くなり勝ち。
荘重なアレグロ
アルペジオの中にクレッシェンド/デクレッシェンドを入れて表情をつける。
和音の解決を考え、強弱つける。低音の音量も同様。
エコー(同じパターン繰り返し)は通常ピアノが原則。自分の表現は逆に弾いたが、決して駄目とは言わないがバッハ等の作品で有れば解釈として不自然。
中間部のエンディングの字余り部 ソ(ナチュラル)ファ#ファファ#ファファを省略。
最後のロ短調の上降するアルペジオに入る直前でデクレッシェンドする弾き方を自分は、やっていたがそうしない方が良いとのアドバイス。
次回の練習曲としてポンセのイ短調組曲を考えている旨相談したところ、先生が師である渡辺範彦氏に教わったというイ短調組曲のサワリを弾いていただいた。セゴビアのレコードを彷彿とさせる歌わせ方が懐かしい。
スラーの位置、左手の運指等、色々参考になった。爪が剥がれかかっているのでスケールが問題。 |